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自転車競技の歴代名選手5選!

2016 12/16 11:07
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Photo by Mitch Gunn / Shutterstock.com

自転車競技は、ヨーロッパを中心に世界中で親しまれています。 長距離ロードレースからトラックレースまで種目はさまざまですが、最終的にはスピードや着順を競います。 今回は、自転車競技における歴代の名選手を5名、ご紹介します。

戦前に活躍したロードレーサー:ロベール・シャルパンティエ

ロベール・シャルパンティエは、フランスの自転車競技、特にロードレースの選手でした。活躍したのは、1936年のベルリンオリンピックです。個人、団体のロードレース種目と、団体追い抜き種目で計3個の金メダルを獲得するという快挙を成し遂げました。
ベルリンオリンピック出場後にプロのロードレーサーになりますが、第二次世界大戦の影響があり、自転車競技を中断します。終戦後に再び競技活動を始めますが、1951年を最後に引退しました。

イタリアを代表するレーサー:エルコーレ・バルディーニ

エルコーレ・バルディーニは、イタリアの自転車競技選手です。1956年のメルボルンオリンピックでは、個人ロードレースで金メダルを獲得しました。同年に行われた世界選手権では、アマチュア個人追い抜きで金メダルに輝くなどの成績を残しました。
イタリアの有名なレースであるジロ・デ・イタリアでも、1958年に優勝を果たしています。1960年以降は足の怪我に悩まされ、1964年に引退しました。引退後は母国において自転車連盟の会長を務めています。

ナイトの称号を得たスプリンター:クリス・ホイ

クリス・ホイはイギリス、スコットランドの自転車競技選手です。特にトラックレースの短距離に強い選手で、2004年のアテネオリンピックから2012年のロンドンオリンピックにかけて、スプリント種目やケイリン種目で、6個もの金メダルを獲得しています。特に、ロンドンオリンピックでは、選手団の旗手を務めるなどイギリスを代表する選手と言えます。
2008年には、BBCの最優秀スポーツ賞を受賞するなどしており、ナイトの称号が与えられた選手でもあります。

マウンテンバイク・クロスカントリーの名選手:ジュリアン・アプサロン

ジュリアン・アプサロンは、フランス出身の自転車競技のマウンテンバイク、クロスカントリー種目を得意とする選手です。2004年のアテネオリンピック、2008年の北京オリンピックで金メダルを獲得しています。特に北京オリンピックでは、競技開始直後から他の選手を引き離し、圧巻のゴールを決めました。
2012年のロンドンオリンピックでは、残念ながら途中棄権という形で終わってしまいましたが、それ以降もフランス国内選手権や世界選手権などで活躍を続けています。

日本で初めてメダルを手にした選手:坂本勉

日本人の自転車競技選手の中で、初めてオリンピックのメダルを手にしたのが坂本勉です。メダルを獲得したのは1984年のロサンゼルスオリンピックのスプリント種目でした。強豪の多いヨーロッパの国々の選手が参加する中、堂々の3位になったことで一躍注目を浴びました。
メダル獲得時は、まだアマチュアの大学生だった(当時のオリンピックにはプロ選手の参加は認められていなかった)のですから驚きです。メダル獲得後は、競輪選手になる道を選び、多くの賞金を獲得しました。

まとめ

自転車競技における歴代の名選手をご紹介しました。自転車レースには多くの種目があり、それぞれの種目に特化した名選手がいます。今回ご紹介した選手の中には、まだ現役の選手もいますので、観戦などで見かけたら注目してみるのも良いかもしれません。