「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

三宅宏実選手や八木かなえ選手で人気!ウエイトリフティングのルールを知ろう

2016 12/1 16:42
ウエイトリフティング
このエントリーをはてなブックマークに追加

Ⓒゲッティイメージズ

リオデジャネイロオリンピックでは、三宅宏実選手が2大会連続のメダル獲得となる銅メダル。八木かなえ選手も6位入賞と、注目されたウエイトリフティングです。競技は知っていても細かいルールがあることは意外と知られていないのでは?ここでは、ウエイトリフティングのルールをお伝えします。

ウエイトリフティングのスナッチとは?

まず、ウエイトリフティングには2つの種目があります。1つはスナッチです。スナッチとは、地面に置いたバーベルを1回の動作で頭上に持ち上げる種目で、バーベルの下に素早く潜り込む瞬発力と一気にバーベルを持ち上げる瞬発力の両方を必要とします。バーベルを頭上に持ち上げつつ、素早くバーベルの下に潜り込んだ後、膝と腰を伸ばし立ち上がります。立ち上がった後は、腕と膝を真っ直ぐに伸ばし、直立した姿勢を保たなければなりません。3回の試技が行なわれます。

ウエイトリフティングのクリーン&ジャークとは?

ウエイトリフティングのもう1つの種目は、クリーン&ジャークで、簡単にジャークとも呼ばれます。クリーン&ジャークは、1回目の動作でバーベルを地面から肩まで上げます。これをクリーンと言います。次の動作で、肩から頭上にバーベルを持ち上げます。これをジャークと言います。
クリーン&ジャークは、クリーンの後小休止があり、全身の反動をつけてジャークを行なうためスナッチよりも重い重量を持つことができます。頭上にバーベルを持ち上げた後は、スナッチと同じように肘と膝を伸ばし、直立の姿勢を保たなければなりません。これも3回の試技が行なわれます。

制限時間とプラットフォーム

ウエイトリフティングのその他のルールとして制限時間があります。自分のタイミングでバーベルを持ち上げることができますが、60秒以内にバーベルを持ち上げる必要があります。バーベルを持ち上げるのが60秒以内なのであって、60秒以内に試技を全て終えるというわけではありません。また、ウエイトリフティングでは、持ち上げる場所が決まっています。4mの正方形の中で試技を行なわなければならず、この正方形をプラットフォームといいます。試技の際によろけて、プラットフォームから出てしまうと失格です。

合図があるまでバーベルはそのまま

ウエイトリフティングのもう一つのルールは、合図があるまで、バーベルを持ち上げた状態を保たなければならないというルールです。審判からブザーや「ダウン」の掛け声で知らされます。審判はバーベルを頭上の持ち上げて、肘と膝が伸びた直立の姿勢で静止できたかを見ます。合図が出てバーベルを降ろすときにも注意が必要で、重力に従って自分の足元に降ろす必要があります。
よろけて自分の後方にバーベルを離したり、プラットフォームの外に降ろした場合は失格になります。バーベルを降ろした後に、バーベルが転がるのは大丈夫です。

ウエイトリフティングにおける階級

ウエイトリフティングには、体重によって階級があります。戦後から1977年までは、ボクシングのように、フライ級、バンタム級、ライト級、ヘビー級などと階級を分けていましたが、1977年に数値で階級を表すようになり、1998年から現行の階級の分け方になっています。
男子は、56kg級、62kg級、69kg級、77kg級、85kg級、94kg級、105kg級、+105kg級です。
女子は、48kg級、53kg級、58kg級、63kg級、69kg級、75kg級、+75kg級です。
女子の人気ウエイトリフティングの選手、三宅宏実選手は48kg級、八木かなえ選手は53kg級です。

まとめ

三宅宏実選手や八木かなえ選手で人気のウエイトリフティングのルールをお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?キュートなルックスに惹かれがちですが、ルールを覚えて、応援するとさらに楽しめます。ぜひルールを覚えましょう。