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【2018年春高バレー】八王子実践の春高はどうなる?注目選手予想

2017 11/10 12:24Mimu
バレー
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ここ数年はライバル校の陰に隠れがちになった八王子実践

高校バレー界でも、屈指の伝統と実績を誇る八王子実践高校。全国大会での優勝回数は10回以上を数え、卒業生には日本代表に選出された選手も多い。しかし、ここ数年は下北沢成徳に後れを取ってしまっている印象だ。
昨年は下北沢成徳がインターハイと春高春高バレーの2冠を達成。八王子実践も春高バレーではベスト8には残っていたものの、女子高校バレー界の主役の座は、間違いなく下北沢成徳であった。その前年も、春高決勝戦で直接対決の機会があったが、3-0のストレートで敗戦を喫してしまっている。

下北沢成徳は、同じ東京地区のライバルであり、もっとも負けられない相手だ。そのライバルが春高バレー2連覇や高校2冠を達成する中で、八王子実践はもう20年以上も全国の頂点にたっていない(東京選抜で出た国体を除けば、春高バレーは1993年、インターハイは1983年が最後の優勝)。
次回の春高こそ、自分たちが全国制覇を達成し、そしてもう1度高校バレー界の主役になるときだ。2018年の春高バレーに向けて、八王子実践の注目ポイントを紹介する。

強いチームとの接戦をものにできなかったインターハイ

まずは、この夏のインターハイを振り返ろう。八王子実践は、このインターハイでは3回戦で敗退している。相手は徳島県の城南高校、ここ10数年で、全国大会の常連になった高校だ。
試合は、第3セットまでもつれる熱戦となった。お互いに大きなミスはなく、実力の差はほとんどなかったと言ってもいい。しいていうならば、城南高校の守備の粘りや攻撃の流れが、ほんの少し八王子実践よりも勝っていた印象だ。

その後、城南高校は石川県の金沢商業も破り、最終的には3位という結果を残している。これだけ強いチームと戦うことが出来たのだから、きっと八王子実践の選手たちもこの経験をプラスにしてくれることだろう。いや、絶対にしなければならない。

注目は中学時代から八王子で活躍するスーパーエース

春高バレーに向けて、八王子実践のカギを握るのが、3年生の東谷(とうこく)玲衣奈だ。八王子実践中学時代から全国大会の優勝を経験しており、高等部に進学後も1年生からレギュラー。そして1月の春高バレーでは、前年度優勝校である金蘭会(大阪)相手に36得点を記録する大活躍を見せた。
その内訳は、スパイクが27点、ブロックが7点、サーブが2点。いずれもチーム最多だ。続く決勝で下北沢成徳に敗れたものの、高校バレー界にもその名をとどろかせた。

父がガーナ出身のハーフで、身長は177cm。高校入学当時は169cmだったそうだが、さらに10cm近く伸びた。最高到達点も300cmを越える。
美しいフォームからくり出されるスパイクは、高校レベルを遙かに超える威力だ。軽く打っているように見えても、強烈な威力で相手コートに突き刺さる。サーブレシーブにブロックも得意で、攻守にわたって活躍することが出来る選手だ。

ビーチバレーの国際試合でも大活躍

実は東谷は、今年の3月にビーチバレーの世界大会にも出場している。もともと2足のわらじを履いていたというわけではなく、この大会に向けて共栄高校の菊地実結とタッグを組み、大会に出場した(ペアの菊地は以前からビーチバレーの大会に参加した経験があった)。
すると、急造ペアながらも「アジアU-21女子ビーチバレーボール選手権大会」で、19チーム中11位という結果を収めている。

トーナメントでは初戦で敗退してしまったものの、予選や9~16位決定戦などを含めると3勝3敗、全く違うフィールドでも十分に対応できる能力の高さをみせつけた。
とくに東谷の武器である強烈なスパイクは、ビーチバレーでも十分に通用していたように思う。菊地も共栄学園ではセッターとして活躍しており、抜群のスパイクを誇る東谷と相性が良かったというのもあっただろう。
もちろん、本格的にビーチバレーに転向するというわけではなく、室内バレーのトレーニングの一環である。不安定なビーチでスパイクを打つという経験をしたことで、スパイクの安定感がよりましたのではないだろうか。自身の武器にさらに磨きをかけたビーチバレーであった。

インパクトのあるプレーで春高制覇なるか

八王子実践高校バレー部のモットーは「明るく楽しく」、そういった雰囲気の中、東谷は1年生の頃からのびのびとプレーしてきた。このビーチバレーの前にも、2月に行われた全日本ジュニアオールスタードリームマッチで、女子の最優秀選手に輝いている。恵まれた環境の中で、着実に成長を遂げているようだ。

しかし、そんな彼女でも、まだ1年生の春高バレーほどインパクトのある活躍が出来ていない。やはり全国を制覇するためには、相手の予想をさらに超えるくらいのプレーが必要になってくる。次回の春高バレーでは、私たちをアッと驚かせてくれるようなプレーを見せてくれるだろうか。注目していきたい。

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