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【2018年春高バレー】多才な攻撃で全国制覇!開智高校の春高予想

2017 11/10 12:24Mimu
バレー
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インターハイ準優勝という成績を収めた開智高校

2017年、22年連続のインターハイ出場を決めた和歌山県の開智高校。県内では他校を寄せ付けないほどの圧倒的な強さを誇っている。野球では智辯和歌山、そしてバレーでは開智高校といった感じだ。今回のインターハイでも準優勝という好成績を収めており、春高バレーでも大きな期待がかかる。

特にここ数年の近年の成績は良好。2014年・2015年のインターハイでは2年連続の3位、7月に行われた近畿大会では5年ぶりの優勝を果たし、その勢いでインターハイも準優勝を収めることができた。国体でも5位と結果を残している。となると、次なる目標は、春高バレー制覇だ。

セッターの中野を中心とした多彩な攻撃が武器

開智高校バレー部は、とにかく総合的なチーム力が高い。攻撃面でも守備面でも高いレベルを誇っている。さらに攻撃のバリエーションも豊富で、高校生とは思えないほどの緻密なバレーをするのが特徴だ。

この細やかな開智バレーを支えているのが、セッターの中野倭(3年)である。クイック、ブロード、バックアタック、とにかくトス回しが非常に上手く、インターハイ決勝の鎮西高校戦では、なんと片手だけでバックトスを上げたほどである。

状況に応じて的確なトスを上げる判断力が見事

中野はトスの技術だけでなく、判断力にも長けている。相手ブロックの薄いところを瞬時に見抜き、的確なトスを上げることができるセッターだ。3年生エースの岡本捷吾だけにボールを集中させることなく、五味登以や新田義宗、稲嵜啓太、楠本竜也など、2年生選手にも積極的にトスを上げ、相手を翻弄した。

実際に決勝の鎮西高校戦を見てみると、相手のスパイクによる得点が、鍬田憲伸(3年)が22点・水町泰杜(1年)に17点とWエースに集中しているのに対して、開智高校はエースの岡本の得点は7点のみ。五味が13点、新田が10点、稲嵜が5点、楠本が4点と、さまざまな選手で得点しているというデータが出ている。
まさにチームの司令塔。開智高校のプレーを見る際には、彼の動きに注目していきたい。

キーマンはやはりエースの岡本

しかし、やはりこの春高バレーでもキーマンとなるのは、エースの岡本だ。
身長は180cmほどであるが、抜群の跳躍力をもち、しかもサウスポー。対角線を突くような角度のある豪快なスパイクは、並の高校生ではとても止められない。サーブ・レシーブ・ブロックもうまく、攻撃でも守備でもチームの中心となる選手だ。

父親の裕和氏も、元バレーボール選手。高校時代は大商大附属高校(現:大阪商業大学高校)に在席し、インターハイで全国制覇の経験がある。7つ離れた兄の捺希氏も天理高校で、全国の舞台を踏んでいる。実はバレーボール一家で育ったサラブレッドなのである。

岡本のミスが目立ったインターハイ決勝

だがインターハイ決勝では、その岡本のスパイク、サーブにミスが目立つ結果となった。
特に第1セットでのミスが大きく響き、反対に鎮西高校の強烈なスパイクを止めきることができず、そのまま流れを持っていかれてしまった。やはりチームのエースは岡本だ。力強いスパイクを打てる選手は他にいても、やはり岡本が決めなければチームの調子は上がってこない。

1年生からレギュラーとして試合に出場しており、経験は豊富。だが決勝戦となると、やはり固さが出てしまったのだろうか。春高ではきっとその反省を生かしてくるだろう。もう1度決勝の舞台に立ち、今度こそ優勝をつかみ取りたい。

崩れてもすぐに立て直せるかどうかがポイント

開智高校は、本当に面白いバレーをする。セッターの中野を中心として、さまざまなバリエーションの攻撃で相手を翻弄することができる。守備力も高く、とても高校生とは思えないチームだ。
しかし、いちどバレーが崩れてしまうと、そこから立て直すのにやや時間がかかってしまうのは、やはり高校生らしい一面だろう。
これは岡本だけに当てはまることではない。相手ではなく、自分たちに負けてしまうのだ。そういった課題を、春高までにクリアすることができるだろうか。注目していきたい。

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