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バレーボール関係の仕事はどんな仕事があるの?

2017 2/16 10:10
バレーボール
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Photo by I'm friday/Shutterstock.com

2016年リオ五輪を8月に終えたばかりですが、既に2020年東京五輪に向けて準備が進んでいます。中でもバレーボールは、注目される人気スポーツの一つです。そのバレーボールに関係する仕事とはどのような仕事があるのでしょうか。関係する仕事の内容や重要性、やりがいなどを紹介します!

バレーボールの選手

日本のバレーボールには、日本バレーボール機構が主催するVリーグがあります。企業チームの社員の場合は、通常の仕事をしながら練習します。嘱託契約の選手は、バレーボールの練習に専念出来ます。プロ契約となると所属チーム以外にスポンサーが付けば収入も増えますが、トップ選手でも1000万円くらいと言われています。選手は、自身の活躍がチームに貢献し勝利に導くことが大きなやりがいとなります
。日本で有名なバレーボールの選手は、女子ではエースの木村沙織選手や男子では次世代エースと呼ばれる石川祐希選手がおり全日本代表にも選出されています。木村選手は残念ながら今期で引退を宣言をしています。石川選手は21歳とまだ若く、東京五輪での活躍が楽しみですね!

バレーボールの監督

バレーボールの監督は、学生、Vリーグ、代表の監督と様々でチームの総指揮にあたります。対象のチームによって監督の指導方法も変わります。
監督は、選手を指導するだけはなく選手やコーチなどとの会話を密にし、チームをまとめていかなければなりません。元女子全日本代表監督の真鍋正義氏は、選手と同じ目線で見るのを心掛け選手達に積極的にコミュニケーションを図っていったそうです。選手達の成長やチームが連動して勝利に導くことが監督のやりがいとなります。
2016年の日本代表監督は、男子が中垣内祐一氏、女子が中田久美氏で東京五輪に向けてメダルを狙うと決意表明しています。

バレーボールの審判員

Vリーグや国内の色々な大会の公式戦の主審、副審になるには、日本バレーボール協会の資格を取る必要があります、審判員には、名誉審判員、A級~C級審判員、A級候補審判員、レフェリーインストラクターの資格があります。国際バレーボール連盟に公認されれば公認審判員として世界大会や五輪などで審判が出来ます。
審判の給料は、非常に低く審判のみで生活している人はいないようです。それでも審判を続け、資格を取っていけばいずれはVリーグや五輪などの大きな大会で試合を裁くことが出来ることがやりがいにつながっています。

日本バレーボール協会員

日本バレーボール協会に所属している協会員の仕事は、日本のVリーグや学生の大会、全日本代表の試合など、バレーボールに関する全てを統轄することです。全国各地に地域協会があり、バレーボールの普及や選手育成を推進し、社会の形成にも貢献するという目的のもと活動しています。バレーボールの選手発掘や育成、指導者の資質向上、審判員の資格の管理、競技会の開催、代表選手の選考、規則の制定などを主に行っています。
2016年度は、FIVBワールドリーグ2016を大阪で開催させました。協会員のやりがいは、バレーボールを全国に普及させていくことです。2020年東京五輪に向けて着々と準備が進められています。

バレーボールのチームドクター

バレーボールのVリーグのチームや全日本代表チームには、チームドクターが所属しています。チームドクターは、大学病院や総合病院に勤めている医師が多く、スポーツ医学に携わっている方がほとんどです。
杏林大学病院整形外科の林光俊先生は、中学生の頃からバレーボールをプレーしており、その経験をチームドクターとして活かしています。全日本代表チームと6大会の五輪を帯同してきました。
チームドクターは、選手のケガの治療だけでなく、プレー中のアクシデントにも対応しなければならないので判断が難しいケースもあります。チームドクターは、ケガをした選手がケガを克服してバレーコートに戻って活躍する姿を見ることが大きなやりがいとなっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。 バレーボール界は、試合でよく見られる選手、監督、審判員の仕事以外にも協会員やチームドクター、トレーナーなどの仕事をしている方々が影で支えています。それぞれのやりがいや苦労は様々ですが、全ての力が交わって試合の名勝負や感動が得られるのだと思います。2020年東京五輪でも皆さんの活躍が楽しみですね!