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男子バレー日本代表における歴代名リベロは誰だ!?

2016 10/12 03:34
バレーボール、レシーブ
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Photo by margostock/Shutterstock.com

決して目立つというわけではないが、随所に光るプレーを見せてくれる歴代名リベロを知りたいと思わないだろうか? 今回は歴代の男子バレー日本代表における名リベロを紹介する。

バレーボールにおけるリベロの役割とは?

まずは、ポジションの説明を簡単にしたいと思う。
リベロは1996年、1997年に複数の大会で試験導入され、1998年に国際ルールとして採用された比較的歴史の浅いポジションだ。アタックすることはできず、守備専門で試合に出場する。守備専門と言っても、ブロックは禁止されており、基本的にはレシーブのみの役割だ。
リベロができた背景には、身長の低い選手にも活躍できる場を与えるという趣旨があり、バレーボールの門戸を広げる意味合いがあった。リベロを置く義務はないので、チームによってはリベロを起用しない場合もある。

日本代表のリベロ第一号!”西村晃一”

1998年にリベロが国際ルールとして定められた時、日本代表では西村晃一氏(以下敬称略)をリベロとして代表に選出した。これがバレーボール男子日本代表におけるリベロの始まりだ。西村は175センチと小柄ながらアタッカーとして活躍していたが、日本代表ではリベロとして選出されたのだ。
最初は受け入れることができなかったと語っていたが、全日本のレギュラーでオリンピックを目指すために転向を受け入れた。しかし、オリンピックに出場する夢はかなわなかった。
現在はビーチバレーに活躍の場を移して現役を続けている。奥様は元バレーボール女子日本代表の”かおる姫”こと菅山かおるだ。

北京オリンピック時の名リベロ!”津曲勝利”

4大会ぶりに出場した北京オリンピック代表選手として選ばれたのが津曲勝利氏(以下敬称略)だ。津曲は2001年から日本代表で活躍し、北京オリンピック出場に貢献している。”リベロの神様”とも呼ばれ、長きにわたり現役で活躍した。また、イケメンということもあり、高校時代からファンは多く追っかけも多かったようだ。
2012年に現役を引退し、現在はサントリーサンバーズでコーチを務めている。V・プレミアリーグで次代のリベロを育ててほしい。

現役日本代表のリベロはこの男!”永野健”

惜しくも出場はならなかったリオオリンピック男子バレーボール日本代表だが、世界最終予選でリベロとして出場したのが永野健選手だ。永野健選手はV・プレミアリーグでパナソニック・パンサーズに所属し、毎年のようにベストリベロ賞やレシーブ賞を受賞している日本を代表するリベロだ。
2009年から日本代表として活躍しているが、現在31歳と東京オリンピックの代表は年齢的にも難しいかもしれない。今後、永野健選手がどういう決断を下すのか注目したい。

まとめ

バレーボールでリベロは目立ちにくいポジションなのは否めない。 特に、男子の代表クラスになると相手のアタックをレシーブするということは1セットで1回あるかないかなのだ。 だからこそ、その1回に賭けるリベロの活躍を注目して見ていきたい。