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JTマーヴェラス所属の「火の鳥NIPPON」メンバーを応援しよう!

2016 10/3 15:52
バレー
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Photo by fotomirk/Shutterstock.com

今期からVプレミアリーグに再昇格したJTマーヴェラスを応援する方々へ。昨シーズンのチャレンジリーグを優勝したメンバーから、今後の活躍を期待したい3名の選手が全日本登録メンバーに選出されました。リオオリンピック代表からは外れたものの、将来の日本女子バレー界を担う3名をご紹介します。

高さとスピードで魅せる奥村麻依選手

奥村麻依選手は、JTマーヴェラス不動のミドルブロッカーです。誠英高校時代には春高やインターハイ、国体にも出場し、嘉悦大学へ進学してからもインカレやユニバーシアードで活躍した実績を持っています。2012年のインカレでは優勝も果たし、早くから女子バレー界で将来を期待される存在でした。大学卒業後にJTマーヴェラスへ所属して1年目から活躍、2013/14シーズンのVプレミアリーグにおいて、チームは結果が出ず降格となりましたが、個人としては最優秀新人賞とブロック賞を獲得しています。
そんな奥村選手の特徴的なプレーは、高さのあるブロックと速攻でより効果を発揮するスパイクです。ブロックはかねてから定評があり、マーヴェラス所属後の3シーズンにおいてリーグのブロック賞を受賞し続けています。最高到達点が297cmと、ほぼ3mに達する高さで相手のスパイクを止め、味方を鼓舞しています。また、攻撃時はスピードに乗った展開からセンターで決めるスパイクが魅力です。
今年26歳と、まだまだ成長の余地を残しているマーヴェラスのゼッケン3にご注目ください。

攻撃的なトスとポジショニングが光る田中美咲選手

田中美咲選手は、JTマーヴェラスに入部した2013/14シーズン以降、着実に出場機会を増やしてきた将来有望なセッターです。身長173cmと大型の選手ではありませんが、ジャンプトスを含めスピードある攻撃的なプレースタイルと的確なポジショニングを武器にしています。中学3年の時に「JOCジュニアオリンピックカップ」の選抜メンバーに選ばれてから徐々に頭角を現し、名門の國學院大學栃木高校に入学してからは、持ち前の負けん気で先輩セッターからレギュラーを奪うなど、地道な努力で技術を磨いてきました。
嘉悦大学に在学時は、マーヴェラスのチームメイトでもある同期の寺井有美選手、1学年先輩の奥村麻依選手や高橋昌美選手たちと共にインカレやユニバーシアードで活躍、世界大会での経験が「全日本の選手として戦いたい」という現在の目標につながっています。
2012年にマーヴェラスを退団した偉大なセッター、竹下佳江選手から、若き努力家、田中美咲選手へと時代は移り変わります。ゼッケン7番の応援に、ぜひコートへ足を運んでみてください。

攻守に抜群の存在感を発揮する実力派、田中瑞稀選手

2013/14シーズン、JTマーヴェラスにスーパールーキーが加入しました。それが田中瑞稀選手です。九州文化学園高校の3年時に出場した春高バレーで優勝、大会MVPを獲得した実績を伴って、2014年1月に当時Vプレミアリーグで不振に喘いでいたマーヴェラスに入部しました。内定加入選手にもかかわらず、入部直後からレギュラーとして試合に出場した田中選手は、期待にたがわぬプレーを披露、同年3月の東レアローズ戦では勝利のヒロインとしてインタビューを受けました。
マーヴェラスの入部当時、まだ高校に籍を置く存在ながらVプレミアリーグで出色の活躍を見せた田中選手は、「スーパールーキー」と騒がれても動じない精神面の強さとあっけらかんとした性格を強みに、チームが向上するための努力を続けてきました。多彩なテクニックと70cmの跳躍を可能にする高い身体能力で、重く鋭いスパイクとパワーのあるレシーブを武器に全日本女子バレーチーム「火の鳥NIPPON」への選出を勝ち取りました。
まだ20歳と伸びしろも十分なゼッケン11のウイング、田中選手をぜひ応援していきましょう!

まとめ

奥村麻依選手、田中美咲選手、田中瑞稀選手ともにリオデジャネイロオリンピックの代表からは落選してしまいましたが、いずれも次代の全日本女子バレーを担う逸材です。 かつての全日本女子バレーチームで主将を務めた吉原知子監督が率いるJTマーヴェラスとともに、今期の活躍をご注目ください。

以上「JTマーヴェラス所属の「火の鳥NIPPON」メンバーを応援しよう!」でした。