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【きばりやー】京都府のテニス強豪校5選

2016 8/26 13:36
テニスコート ボール
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Photo by kireewong foto/Shutterstock.com

高校テニスファンが注目する京都府の強豪校を紹介。各校異なる特徴があり、方針や理念も違う中で強さを維持する秘訣は、一体どういったことなのだろう?

京都屈指の強豪校 東山高等学校

明治元年に設立された東山高等学校は、浄土宗教校京都校以来の長い歴史を持つ私立男子校だ。テニス部はインターハイ団体戦22回と、平成23年3月までには全国選抜高校テニス大会8年連続出場の計20回を果たし、第33回全国選抜高校テニス大会では、ベスト8入りという好成績を残している。
当部が掲げる「一球入魂!」精神のもと、単にテニスが強く上手いだけではなく、京都での真のチャンピオンチーム作りを目指している。これからの世代を担う1年生選手たちのプレーにも注目だ。

獅子奮迅のテニス 京都府立綾部高等学校

通称、綾高(あやこう)と呼ばれる同校の男子テニス部は、過去に数度のインターハイ団体・個人出場を果たすなど、実績を誇っている。部の応援団が持つ『獅子奮迅』の緑の旗の下、目標の「京都制覇」を実現させるべく練習をしている。
平成21年と22年には2連連続で全国高校総体に出場し、昨年平成27年には京都府高校選手権第5位に食い込む頑張りを見せるなど、好成績を残した。他校と比べると少ない部員数で活動しているため、ベンチ層の薄さが懸念されるが、それが和気あいあいとしたどこか楽しい雰囲気を醸すことに繋がっているのだろう。

テニスの名門 京都外大西高等学校

京都外国語大学の私立併設校で、スポーツ分野では全国で活躍するなど、部活動が盛んで力を入れている。競泳の高橋美帆選手の母校としても知られている。本校テニス部の主な実績としてはインターハイ団体ベスト8入りに加え、ダブルスでは優勝に輝き、全国団体選抜ではベスト8に入賞している。
高いレベルを維持するためか中学3年生時には、必ず同校テニス部の体験練習に参加し、テニスを特技として認められた生徒のみが入部を許されているような狭き門となっている。

名門強豪校 立命館宇治高等学校

立命館宇治高等学校は、通称「立宇治」、または改名前の宇治高等学校時代の名残か単に「宇治高」と呼ばれ、地元民から親しまれている。同校男子硬式テニス部は、全国高等学校総合体育大会京都府予選団体の部で準優勝に輝き、全国高校選抜テニス大会京都府予選では3位を受賞し、好成績を収めている。
強さの秘訣は、”中学で手厚い内容の練習を経験した後に、再び高校でテニス部に入部する”という、持ち上がり式の中高一貫校に多く見られるケースだ。実際に立命館宇治中学校のテニス部は、高校同様の好戦績を残している。

テニス期待の高校 京都府立桃山高等学校

京都府立桃山高等学校は、略称「桃高」「ピン高」と呼ばれ、私立高校の多い京都にも関わらず、体育系及び文化系など様々な部が全国大会や近畿大会、そして府大会レベルで優れた成績を残している。長い歴史と伝統を踏まえた上で、創造性豊かな人間を育成する事が教育理念として掲げられている。
残念なことにコートの面数が限られており、決して練習環境が良いとは言えない中、選手たちは日々練習に励んでいる。最近の活動実績は、京都府立高等学校テニス選手権大会団体の部でベスト8入り、京都ウィンタージュニアテニス大会18歳以下の部でシングルス本選出場が挙げられる。

まとめ

全国に名を馳せる強豪校から、今後の活躍が楽しみな無名の高校までをご紹介いした。彼らがどのように成長し、実力をつけていくのかに注目したい。