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【頑張っぺ東北!】東北地方のテニス強豪校5選

2016 8/13 06:01
テニス 岩手高校
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高校テニスをもっと楽しみたい方へ。スポーツの盛んな高校が多い東北地方。高校テニスが好きな方は、トップレベルの混戦状態が続く東北のテニス事情は知っておきたいところだ。今回はそんな東北地方のテニス強豪校を5つ紹介する。

全国常連の東稜を寄せ付けない!東北学院高等学校

東北学院高等学校は、宮城県仙台市にある私立高校だ、東北学院大学の系列校で、中学校を併設、キリスト教系の高校でもある。 テニス部は、砂入り人工芝コート、ナイター照明が完備されているなど、恵まれた練習環境を有しており、今年の春の選抜では全国大会にも出場。5回目の出場と東北勢の中では少ない実績だが、ここ数年は同じ県内で全国大会常連の強豪校・東稜を寄せ付けない強さを誇っている。宮城県では敵なしの状態で全国大会への出場が増えている東北学院だが、東北大会では岩手高校に敗れることが多くあり、今後の課題といえるだろう。

ストレートで岩手の頂点に立った!岩手高等学校

岩手高等学校は、岩手県盛岡市にある私立中高一貫校で、県内唯一の男子校でもある。岩手ラグビー発祥の地として知られるほか、囲碁将棋の強豪校として盛岡市民栄誉賞も受賞している名門校だ。テニス部は、春の選抜で岩手大会を優勝、4年連続15回目の全国出場を果たした。今年のインターハイ岩手大会でも7年連続20回目の優勝。初戦から決勝までストレート勝ちと県内では向かうところ敵なし。東北大会でもこれまで幾度も優勝を果たしている。全国大会ベスト8を目標にした今夏のインターハイ全国大会での活躍に注目が集まる。

山形では敵なし?全国大会常連・日本大学山形高等学校

日本大学山形高等学校は、山形県山形市にある私立高校で、日本大学附属として中学校も併設されている。部活動が盛んなことでも知られ、野球部は甲子園で山形県勢初のベスト4に入り有名に。プロ野球選手、Jリーガー、芸能関係の有名人を多く輩出している。テニス部は、「大きな夢」をスローガンに、現在インターハイ山形大会を4連覇中。東北大会では3位で10回目の全国出場。昨年には、春の選抜で山形県勢初となる東北大会優勝も記録している。

17年連続全国大会出場!東稜高等学校

東稜高等学校は、宮城県気仙沼市にある私立高校。男子生徒が多く、体育系行事も豊富なため、スポーツに優れている印象。野球、剣道、アーチェリーの強豪校として知られている。テニス部も、団体と個人含めて17年連続出場を果たすなど全国大会の常連として有名だ。初心者も多い中、「ひたむきな者は必ず花開く」「自分に勝てない者は他人には勝てない」をモットーに、全国大会ベスト8以上を目指している。今年は、春の選抜で東北大会ベスト4の成績。最近の傾向としては、同じ宮城県内の東北学院に敗れることが多く、今後の課題といえるだろう。

文武両道!福島県立磐城高等学校

磐城高校は、福島県いわき市にある県立高校で、「磐高」と書いて「いわこう」「ばんこう」と呼ばれることが多い。野球部、サッカー部、山岳部が全国大会に数回出場しているほか、ラグビー部は県内で唯一、選抜大会に出場しており、その数は17回。学区内最難関で、文化部も全国大会で活躍するなど、文武ともに秀でている高校であり、政財界、芸能界、スポーツ界に多くの有名人を輩出している。テニス部は、福島県トップレベルで東北大会の常連。昨年はインターハイ予選で福島県大会優勝、今年は春の選抜で福島県大会3連覇を果たしている。東北大会でもベスト4に入ることが多く、2009年に28年ぶりに春の選抜出場を果たしてからは全国大会への出場も見られるようになった。



東北地方の高校テニス事情を見てみると、岩手高校が頭一つ抜けている印象がある。次いで東北学院と日大山形といったところだろうか。それ以降は、どの学校がベスト4に入ってもおかしくないような混戦状態が続いており、今後の行方に注目したい。