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知っておきたい!テニスコートの種類の違いとは?

2016 11/1 10:56
テニス 試合
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Photo by Adam Vilimek / Shutterstock.com

テニスに興味を持ち始めた方へ。もっとテニスを知りたい人のために、今回はテニスコートの種類と特徴をご紹介します。

天然芝生、グラスコートの特徴

テニスを言われて、天然芝生のコートを思い浮かべる人も多いかと思われます。天然芝生コートのことを、テニスでは「グラスコート」と呼びます。実際には、グラスコートを維持するのが大変なので、コートとしてはメジャーではありません。公式の大会で、初めてグラスコートに入る方も多いようです。
グラスコートの特徴は、球速が速くてバウンドが低くなります。一方で、滑りやすく荒れやすいため、イレギュラーが多くなるのも特徴です。

土でできた、クレイコート

クレイコートは、学校のテニス部のコートでも使われるほどメジャーなコートです。赤土と粘土を土台にして、砂がまいてあるのが「クレイコート」です。グラスコートとは異なり、整備しやすい特徴があります。選手の足腰への負担も少ないので、多くの場所で利用されています。
実際にプレーしてみると、球速が遅く感じる人もいます。バウンドの高さは普通ですが、こちらも滑りやすいのでイレギュラーしやすいです。芝生とは違う滑りやすさがあるので、クレイコートを苦手とする選手も出てきます。

硬質の素材、ハードコート

表面に丈夫なゴム状素材を使っているのが、「ハードコート」です。グラスコートとクレイコートはイレギュラーしやすい特徴がありましたが、このハードコートはイレギュラーしにくいです。
滑りにくいといった特徴もあるため、公式の大会でもよく使われています。整備も手間がかからないので、多くの選手に好まれています。しかし、球速が速くてバウンドも高くなるので、選手が球のスピードに慣れていないと、実力があっても対応しきれない部分もあります。

砂入り人工芝、オムニコート

人工芝の上に、細かい砂をまいているのが「オムニコート」です。クレイコート同様、管理がしやすいため、学校のテニス部でも使われるコートです。水はけが良いので、外での公式試合でもオムニコートが利用される場所が多いです。
ただし、海外ではあまりオムニコートが使われないので、プロの試合では見ることが少ないでしょう。球速が遅くてバウンドも低いですが、イレギュラーは少ないです。人工芝が使われているので、滑りやすい特徴があります。

四大大会のテニスコートの種類

テニスには、英(ウィンブルドン)・全仏・全英・全豪の四大大会があります。英(ウィンブルドン)では、天然芝生であるグラスコートが使われます。全仏では、土でできているクレイコートでプレーすることになります。全英・全豪では、表面がゴム状の素材であるハードコートで試合を行います。
グラスコートやハードコートでは、サーブを得意とする選手にとって有利です。一方、クレイコートでは打ち合いになるほど強い選手が有利とされています。

まとめ

いかがでしょうか?プロの大会でも、テニスコートの種類は全く違います。サーブが決まりやすい試合は、グラスコートやハードコートが影響している可能性があります。コートの特徴を理解すると、テニス観戦がもっと楽しくなるので、覚えておきたいところです。