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豪快なフォアハンドのテニスが魅力的なフェルナンド・ゴンザレスの功績

2016 11/1 19:56
フェルナンド・ゴンザレス
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Photo by pdrocha / Shutterstock.com

豪快なフルスイングでのフォアハンドが印象的だったフェルナンド・ゴンザレス。すでにテニス界からは引退しているが、フェルナンド・ゴンザレスの現役時代の功績や魅力を紹介する。

恵まれた体格と運動神経が抜群だったフェルナンド・ゴンザレス

フェルナンド・ゴンザレスはチリ出身の元プロのテニスプレイヤーだ。ミドルネームを含めた正式名はフェルナンド・フランシスコ・ゴンサレス・シウファルディ(Fernando Francisco Gonz?lez Ciuffardi)となっている。フェルナンド・ゴンザレスは1980年7月29日にサンティアゴ・デ・チレで誕生する。生まれつき恵まれた体格で運動神経も抜群だったので、迷うことなくスポーツの道へと進む。そんな彼が選んだスポーツがテニスだった。

ジュニア時代に全仏オープンを制したフェルナンド・ゴンザレス

フェルナンド・ゴンザレス選手は着実に実力を伸ばしていくが、同年代のフアン・カルロス・フェレーロというスペイン出身のライバル選手が現れる。2人はジュニア時代から激しく争い、1998年に開催された全仏オープン男子シングルス(ジュニア部門)の決勝では、フェルナンド・ゴンザレス選手が見事勝利をおさめ優勝した。ジュニア部門を制した翌年、19歳となったフェルナンド・ゴンザレスはプロに転向する。そして着々とテニスプレイヤーとしての道を歩んでいく。

プロに転向したフェルナンド・ゴンザレス

プロに転向したフェルナンド・ゴンザレス選手は、翌年の2000年にはATPツアーに参加。フロリダ州のオーランドで開催された大会で、初優勝をあげた。この試合の決勝戦では、同じチリ出身のニコラス・マスー選手だったため、ATPツアーの決勝では18年ぶりとなる、チリ人同士の対決となった。プロ転向後に初参戦したATPツアーは、順調に勝利を重ね135位でランキングを終えた。
そして2002年はATPツアーで2つの優勝を記録し、世界ランキングを18位へと大きく伸ばした。

オリンピックのダブルスで金メダルを獲得したフェルナンド・ゴンザレス

世界ランキング18位と飛躍を見せた翌年、全仏オープンの準々決勝でジュニアの時代からライバル選手だった、フアン・カルロス・フェレーロに敗北。フェルナンド・ゴンザレスは、この年1度も優勝することができず35位でシーズンを終えた。そして翌年、アテネ五輪にチリ代表として出場し、ニコラス・マスーと戦ったダブルスで金メダルを獲得、シングルスでも激しい3位決定戦を制し銅メダルを獲得。フェルナンド・ゴンザレスは一躍、国民的英雄となった。

自身初となるシーズン5位を記録したフェルナンド・ゴンザレス

2005年にフェルナンド・ゴンザレスは3大会で優勝を飾り、ランキングも11位となった。着実にプロとしての実力を伸ばし、2007年には自身で初となる4大大会決勝進出を果たす。1度も勝ち星のなかった相手のロジャー・フェデラーに初めて勝利し、自身のシーズン最高順位となる5位を記録、最終的にランキングも7位となった。2008年に開催された北京オリンピックでは、決勝戦でラファエル・ナダルと対戦し惜しくも銀メダルとなった。
それ以降も強力なフォアハンドを武器に、活躍を続けたフェルナンド・ゴンザレスだったが、2012年に引退を発表し31歳で現役を退いた。

まとめ

フェルナンド・ゴンザレスの功績を紹介した。プロ転向後も着実に勝利を重ね、国民的英雄となったフェルナンド・ゴンザレスだったが、惜しまれつつも31歳で引退。彼の大きいスイングからの強力なフォアハンドは、多くのファンを魅了した。