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裏方として業界を支える縁の下の力持ち!卓球関係の仕事を紹介

2017 2/21 10:13
卓球
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出典: Radu Razvan/shutterstock.com

世界大会やオリンピックなど、近年華やかな活躍が目立つスポーツの1つとして卓球が挙げられます。 一瞬のスマッシュにかけた選手たちの活躍に注目が集まりますが、それを支える裏方の仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。 代表的なものを以下に紹介していきます。

国際的な活躍もできる卓球審判員の仕事

卓球の審判員は、試合を滞りなく進行させるため、特に際どいプレーにおいて、迅速で公平な判断が要求されます。
卓球競技の公式審判員になるためには、16歳以上で卓球経験が2年以上であることが第一条件となります。所定の講習に参加し、筆記試験と実技試験を受けて良好な成績であれば公認審判員の資格を取得できます。 合格率も比較的高く、決して狭き門ではありませんが、さらに上級審判員、国際審判員という階級もあり、これらは公認審判員としてある程度の経験と実績を積まなければなりません。
全国大会の決勝や国際大会という大舞台で審判となるためには必須の上位2資格となります。

日本の卓球を根本から支える仕事である日本卓球協会

日本卓球協会は、社会人や高校生の全国大会など、日本で行われる主要な大会を運営している機関です。その他にも、近年注目度が増している世界戦を見据えて、日本代表の強化をさまざまな面からサポートし、さらに卓球をメジャーな競技にすべく積極的な広報活動も行っています。
強化の一環として行われているのが、2018年の開幕を目標とした国内卓球リーグの新設です。その実現に向けて、協会員は日本全国で実業団チームの参加に対する環境整備を行い、地域密着型のクラブチームの立ち上げ作業に尽力しています。

初心者にレッスンを施す卓球コーチ業

卓球の代表的な仕事の1つに、コーチ業があります。しかし一言でコーチといっても、教える対象は実にさまざまです。
卓球の初心者に一から指導する場合は、専門の個人指導スクールを展開する会社があり、そこに登録して専用の教室で教える方法があります。基本的に自分の都合のいい日、時間帯で教えることができ、レッスンの進め方も会社側がサポートしてくれるので、安心して生徒に卓球を教えられます。
決して型にはめる必要はなく、自分のこれまでの経験を活かして指導し、初心者が上達していくさまを楽しむことができます。

卓球の本質がよく理解できるショップ店員

卓球をプレーするためにはラケットやボールといった専用の道具が必要となりますが、それを扱うショップ店員という仕事もあります。卓球ショップは卓球場とセットになった形の店舗が多く、店員は卓球をプレーしにくるお客さんに指導する、コーチという役割も兼任することがあります。
また、意欲があれば独立して自分のお店を持つという選択肢も存在します。ショップ店員は、道具を大切に扱うことで素晴らしいプレーが生み出されるということがよくわかる仕事となっています。

卓球業界に貢献できるメーカーの仕事

卓球に関連するさまざまな分野を仕事として扱う卓球メーカーも、縁の下の力持ちとして重要な存在です。
ラケットやラバーといった卓球関連の商品開発、生産管理をはじめとして、他の企業や小売店への営業活動、さらには日本代表選手のユニフォーム制作や道具の提供など、扱う商品や仕事内容もメーカーによって違い、多岐にわたります。 学生の就職先として人気のある関連企業も多く、たとえ卓球の経験がなかったとしても、さまざまな形で業界に貢献できる仕事と言えます。

まとめ

以上見てきたように、卓球という球技にはそれを取り巻くさまざまな仕事が存在します。 この業界で働いている人たちがどのように貢献しているのか、それを想像しながら卓球の試合を観戦すれば、また違った形で楽しめるかもしれません。