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世界に通用する選手も輩出している近畿の卓球強豪校を紹介

2017 1/25 10:28
卓球 大会
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Photo by Stefan Holm/Shutterstock.com

近畿エリアには卓球において全国レベルの強さを有している高校が多く、世界レベルで活躍している卒業生も多くいます。 今回は、強豪校をいくつか紹介し、その実績を中心にどのような足跡を残しているのか注目していきます。

全国有数のスポーツエリート校である大阪桐蔭高校の強豪卓球部

大阪桐蔭高校は大学進学率の高い進学校として有名ですが、スポーツにも力を入れていて、甲子園で全国優勝を果たした野球部をはじめとして顕著な実績を残しています。
卓球部もその例に漏れず、平成27年度には卓球選手権大会に23回連続出場、ベスト8入りするなど、全国大会の常連校として知れわたっているのです。
卒業生には下山隆敬選手がいます。高校在学時に頭角を現し、大学時代に全日本学生選抜などで優勝、社会人になってからも外国のリーグに参戦しながら日本代表として活躍しています。

オリンピック銀メダリストも輩出した四天王寺高校

大阪市にある四天王寺高校は、1922年設立の伝統ある女子高であり、文武両道をモットーとして、優れた人材を世の中に輩出しています。
卓球部は少数精鋭で数々の実績を残してきました。2016年度のインターハイでは個人と団体で優勝、団体にいたっては4年連続優勝の快挙を成し遂げています。
同高校の卒業生には、世界で活躍する石川佳純選手が挙げられます。世界ランク最高4位にまで登りつめた彼女は、2012年のロンドンオリンピックではシングルス4位、2016年のリオデジャネイロオリンピックではダブルスで銀メダルを獲得するなど、大活躍をしています。

自然色豊かな場所で卓球エリートを輩出する芦屋学園高校

芦屋学園高校は兵庫県内の高級住宅街の中にあり、瀬戸内海を見渡せるなど風光明媚な立地となっています。
卓球部は体育館に専用の練習場を持ち、部員は少数なので担当教員が一人一人に丁寧な指導をして、連日熱心な練習が行われています。
大会における実績も数多くあり、男子卓球部は2016年の阪神地区の新人戦で準優勝、近畿大会でもベスト8に進出しました。
女子卓球部は、2016年に阪神大会の新人戦において、学校対抗、シングルス、ダブルスに優勝して3冠を成し遂げています。

万全な練習環境で全国レベルの選手を育成する東山高校

東山高校は、京都市にある数少ない男子校であり、全国レベルの部活動も多い高校です。
卓球部に関しても、監督をはじめコーチ、コンディショニングトレーナーまでついており、厳しく緻密な練習を行うことで、試合において高いパフォーマンスを発揮できる環境が整っています。その結果、インターハイに連続出場するなどの実績を誇り、京都市内では2位以下を寄せつけない圧倒的な強さを誇っています。
卒業生には大島祐哉選手がいます。2015年、早稲田大学の学生として中国で開催された卓球世界選手権の日本代表に選ばれ、男子ダブルスにてベスト8に進出しました。

奈良県屈指の強豪校である奈良女子高校

奈良女子高校は、2012年に創立120周年を迎えた伝統校です。特に部活動に強豪チームが多く、毎年全国大会を賑わせています。
卓球部に関しては、インターハイへの出場回数は奈良県下でも有数の実績を誇り、2014年にはベスト8まで進出しました。練習はあくまで基本に忠実で、技術面だけではなく、メンタル面においても監督やコーチ陣の細やかなアドバイスがあり、試合においても強豪校にも臆することなく立ち向かう姿勢ができあがっています。大阪の強豪校である四天王寺高校にも、地区大会で勝った実績があります。

まとめ

以上のように、近畿エリアには、男子女子ともに卓球の各種大会において大きな実績を残し、さらに世界的な有名選手を輩出する強豪校が多く存在します。 整った練習環境のもと、今後も世界に通用する選手の育成への期待が大きくなっています。