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サーフィンを始めたい方は注目!サーフボードの選び方5ポイント

2016 12/16 11:07
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Photo by HealthHappy HH / Shutterstock.com

大きな波を巧みに乗りこなせば、海での視線は独り占め。そんな憧れのマリンスポーツ、サーフィン。 始めてみたいという方も多いと思いますが、まずは自分に合うサーフボードを探さなければなりません。 この記事では、選び方のコツについてご紹介します。

サーフボードにもは大きく分けて3種類ある

サーフボードを選ぶ際、最初に知っておきたいのは、ボードの長さによって用途がまったく異なるということです。サーフボードは大きく分けてショート、ファン、ロングの3種類あります。
紹介した順にボードは長くなっていくのですが、ショートボードの長さは170~190センチ程度が一般的です。一方、ロングボードは274センチ(9フィート)以上の長さのものを指します。ファンボードはショートとロングの中間サイズで、200センチから260センチほどです。

初心者が波に乗りやすいサーフボードは「ロング」

では、サーファーはショート、ファン、ロングの3種類をどのように選んでいるのでしょうか。一般的に初心者が波に乗りやすいのはロングです。なぜなら、全長が大きいため浮力があって立ちやすいというメリットがあるからです。
ショートボードはその逆で、全長が小さいので小回りが利いて回転にも優れているものの、浮力が小さいためやや安定感を欠くというデメリットがあります。そのため、初心者はいきなりショートから入るのではなく、ロングから入る傾向があります。

ショートとロングの特徴を併せ持つサーフボード「ファンボード」

ショートとロングのサーフボードの特徴は理解できましたが、ファンボードはどのような特徴があるのでしょうか。ファンは2者の中間にあたり、ショートの小回りとロングの安定感を両立させたほど良いサイズ感で、近年初心者がよく選ぶ傾向にあります。
将来的にショートへ移行したいと考えている方は、まず230センチほどのファンボードから始めてみて、波に乗る感覚をつかむことに慣れたら、少しずつボードのサイズを短くしていくとよいでしょう。

厚さやノーズの違いでも乗り心地は全然違う

ここまで3種類のサーフボードを紹介してきましたが、細部にも目をやると、他にも乗り心地を決める重要な条件があります。たとえば、ボードは厚みがあるほど浮力が増してテイクオフ(波に乗って立ち上がる瞬間)がしやすいのですが、薄い方が機動力は優れています。
ボード先端部分のノーズは尖っているほど水との接地面が小さくなるため安定感を欠きますが、機動力に優れます。レールと呼ばれるボードの側面は、ターン時の操作性や浮力に影響します。厚みがあって浮力が得られるボキシー、薄い分浮力に欠けるが微細なコントロールができるテーバーといった違いがあります。

最初はプロモデルではなく初心者向けのサーフボードを選ぼう

最後にサーフボードのブランドも紹介します。定番は幅広くマリンスポーツグッズを取り扱っている「リップカール」、スケボーやスノボーなどの製品を供給している「ビラボンサーフボーズ」、ガンダムのようなマークが特徴の「ステーシー」あたりでしょう。他にも、国内発のブランドとなる「ジャスティスサーフボード」、日本人の体格に合った製品に力を入れている「ファイヤワイヤー」などがあります。
さまざまなブランドまであるので、好みで選ぶのも良いですが、初心者はいきなりプロ向けのモデルを買うのではなく、広く普及しているモデルを買った方が、価格や操作性において優れているでしょう。

まとめ

初心者がサーフボードを選ぶには、まずロングやファンボードの中から、浮力の大きい厚みがある製品を選ぶとよいでしょう。 これらの知識を踏まえて、ブランドは直感的に好きなものを選ぶんでもよいと思いますが、決して背伸びをせずに、初心者でも使いやすそうなボードを選ぶのが無難です。