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“角界のニコラス・ケイジ”栃ノ心が初優勝!2018年初場所を振り返る

2018 2/6 15:51跳ねる柑橘
大相撲
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鶴竜との優勝争いは、平幕栃ノ心が制す

破竹の10連勝を続ける鶴竜に負けじと白星を積み上げていったのが、大関の豪栄道と高安、関脇の御嶽海、そして前頭筆頭の逸ノ城、三枚目の栃ノ心だった。
だが高安と御嶽海は10日目までに3敗、豪栄道と逸ノ城は4敗を喫し、優勝が苦しくなる。そんな格上をよそに、栃ノ心は鶴竜に敗れた1敗を守り勝ち続け、鶴竜に食らいつく。

11日目から鶴竜が大崩れし、これまで課題とされてきた引き癖が出て4連敗となってしまう。しかし栃ノ心は崩れることなく勝ち続け、千秋楽を待たずに14日目に幕内最高優勝を決めた。
平幕力士の優勝は、平成24年夏場所の旭天鵬以来、実に6年ぶり。千秋楽も遠藤を押し出し、14勝1敗という戦績で初場所を終えた。
また技能賞と殊勲賞の三賞ダブル受賞も果たし、初優勝に花を添えた。

栃ノ心優勝に部屋も、床山も、母国も大喜び

栃ノ心は初の幕内最高優勝。端正な顔立ちから“角界のニコラス・ケイジ”と呼ばれている。
地元の格闘技サンボや柔道の有力選手だった栃ノ心は、同郷の先輩力士黒海に憧れて2006年に入門。強靭な体躯をいかした相撲で、みるみる頭角をあらわし、初土俵からわずか2年で初入幕を果たす。
2012年には小結に昇進するスピード出世を見せたが、その後は度重なるケガに泣かされて伸び悩み、一度は幕下にまで落ちた。そこから1年で再入幕を果たすと、幕内力士の常連として戦い続け、ついに優勝に輝いた。

この快挙は、騒動に揺れる春日野部屋にとっても最高の報せとなった。特に1年半後に定年を迎える春日野部屋付きの特等床山、床松は喜びもひとしおだ。
部屋の幕内優勝力士の髷を結う床山にとって最大の晴れ舞台を、定年間近で叶えた。 母国ジョージアでもこの優勝は取り上げられ、ジョージアのマルグベラシビリ大統領は、「ジョージア人として初めて、ヨーロッパ人としては3人目となる優勝を誇りに思う」とのコメントをtwitterに栃ノ心の写真とともに投稿。初優勝を祝福した。

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