「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

東邦が記録ずくめのセンバツ制覇 史上最多5度目V&春単独最多勝

2019 4/3 15:45SPAIA編集部
甲子園球場,ⒸSPAIA
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

東邦に始まり、東邦に終わった平成のセンバツ

第91回選抜高校野球大会は東邦の優勝で幕を閉じた。平成元年(1989年)以来30年ぶり5度目の栄冠。平成のセンバツは東邦に始まり、東邦で終わることとなった。

平成元年の決勝は今も名勝負として語り継がれる上宮との激闘だった。大会屈指のスラッガー元木大介を擁する上宮とがっぷり四つに組んだ熱戦は1-1のまま延長に突入し、10回表に上宮が1点を勝ち越し。その裏も2死無走者となり、万事休すかと思われたが、そこから奇跡が起こった。

優勝のプレッシャーからか突然コントロールを乱した上宮のエース宮田正直を攻め、四球と内野安打で一、二塁。次打者のセンター前ヒットで二塁走者が生還して同点、さらに一塁走者が二、三塁間に挟まれると、焦った上宮の守備が乱れた。サードからセカンドへの送球が逸れ、バックアップのライトも後逸、ボールが外野を転々とする間に走者が生還して逆転サヨナラ。歓喜の東邦ナインの横で、元木はグラウンドにうずくまったまま動けないという劇的な結末だった。

時は巡り、30年が経った。あの時の東邦のコーチが森田泰弘現監督だ。決勝の翌日、4月4日が60歳の誕生日というのも運命的。初戦から全5試合に先発したエース石川昂弥が、自慢の機動力でセンバツ初優勝を狙う習志野打線を見事に封じ込んだ。打っても2ラン2発の活躍で6-0で完勝、紫紺の大旗をつかんだ。

平成優勝校表,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

愛知県勢としてもセンバツ2位タイ171勝

「春の東邦」と呼ばれるほどセンバツに強い東邦は、同じ愛知県の中京大中京を上回る史上最多の5度目の優勝。勝利数でも同じく中京大中京を抜いて単独最多の56勝となった。

さらに愛知県勢としても171勝となり、兵庫県と並んで2位タイ、優勝回数は大阪府と並ぶ最多タイの11度となった。

センバツ勝利数表,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

夏の選手権大会も合わせた春夏通算では、東邦は75勝となり、天理と並ぶ6位タイ。東邦は夏は19勝で優勝はしておらず、いかに春に強いかが分かる。

春夏通算表,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

さらに都道府県別でも愛知県勢301勝で、3位東京都にあと1勝と迫った。 ちなみに敗れた習志野は夏は2度の全国優勝を誇るが、春の頂点は未経験。勝てば千葉県勢としてもセンバツ初制覇だったが、一歩届かなかった。

おすすめの記事