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スピードスケート、平昌オリンピック~日本人注目選手5選~

2017 2/9 18:26
スピードスケート オリンピック
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Photo by sportpoint / Shutterstock, Inc.

2018年に控えているのが、冬季オリンピック平昌大会だ。 今回は、スピードスケート競技における注目すべき日本人選手5名を紹介する。

「世界屈指のコーナーワーク」加藤条治

加藤条治は、2010年のバンクーバーオリンピック男子500mの銅メダリストだ。ショートトラックの経験から、「世界屈指のコーナーワーク」と言われる技術の高さが持ち味だ。 2014年のトリノオリンピックでもメダルが有力視されていたが、6位に終わった。平昌オリンピックでは所属企業、日本電産サンキョーの選手兼監督として臨む。
過去3大会に出場し、すでにベテランの域に達しているが、平昌でのメダル獲得に注目だ。

「引退からの現役復帰」長島圭一郎

長島圭一郎は、バンクーバーオリンピック・スピードスケート男子500mの銀メダリストだ。その洗練されたフォームの美しさは、各国のコーチからも賞賛されるほどだ。
2015年に一度は引退したものの、再びオリンピックを目指して現役復帰を果たした。引退後、スケートスクールで子どもたちの指導に当たっていたところ、「原点に返った」と現役復帰の決断を下したのだった。現在は、所属していた企業を退職し、自身で活動資金を捻出するなど、フリーで活動している。 安定感のある滑りで、平昌でもメダルが期待される。

「日本長距離、若手のホープ」一戸誠太郎

日本は、従来500mや1000mなどの短距離種目を得意としている。そんな中、長距離で期待されている選手が一戸誠太郎だ。
高校時代にはユースオリンピック5000m準優勝、1500m3位。大学はスピードスケートの本場、長野県の信州大学へ進学した。初出場となったインカレでは、5000m、10000m優勝と、日本の中・長距離界を代表する選手に成長した。 1996年生まれの若い選手なので、これからの成長にも期待だ。

「女子スケート界のエース」高木美帆

2010年のバンクーバーオリンピックで、日本選手史上最年少で出場して話題となったのが高木美帆だ。最年少出場から一転、次のソチオリンピックには出場できなかったが、2016年の全日本スプリント総合優勝をするなど、日本女子で今一番旬な選手だ。
得意種目は1500mだが、オールラウンダーなので、複数種目でオリンピック出場の可能性もある。さらに、平昌からの新種目「マススタート」では、昨年表彰台を経験していることもあって、メダル獲得が期待できそうだ。

「オランダでの進化」小平奈緒

小平奈緒は、バンクーバーオリンピック、団体パシュートの銀メダリストだ。ソチオリンピックでは、惜しくも500m5位とメダルを逃している。 ソチオリンピックの後は、スピードスケート発祥国オランダのプロチーム「Team continu」に籍を置いて活動している。オランダでの活動が実り、2014年、日本人では24年ぶりとなる500mW杯総合優勝を果たした。
これはメンタル面での成長が大きかったようなので、心技体が伴った今、平昌での結果に注目だ。

まとめ

今回は、日本人選手を紹介した。 加藤条治、長島圭一郎にとっては、もし出場することができれば、4度目のオリンピックとなる。 長野オリンピックの清水宏保以来となる「金メダリスト」が誕生するのか注目だ。