「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

2018年バロンドールはモドリッチの手に、二強時代の終焉と新時代の予感

2018 12/5 07:00橘ナオヤ
ルカ・モドリッチ,Ⓒゲッティイメージズ
このエントリーをはてなブックマークに追加

優勝国のエースが3位に、アントワーヌ・グリエーズマン

W杯優勝国フランスのエース。同大会では3試合でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)になるなど活躍し、ブロンズボール賞、4ゴール2アシストの成績でシルバーブーツ賞に輝いている。また、アトレティコ・マドリーでもエースとして君臨しヨーロッパリーグ(EL)優勝に貢献しているが、バロンドールには届かなかった。

以前、「ワールドカップ優勝国の選手が受賞しなかったら恥ずべきことだ」と語っていたが、それが事実となってしまった。確かに、2010年(メッシ)、2014年(ロナウド)に続き、ワールドカップイヤー3回連続でW杯優勝国からバロンドーラーが出なかったことは議論になりそうだ。

次期スーパースター、キリアン・ムバッペ

18歳ながらパリ・サンジェルマンで国内リーグ13得点、チャンピオンズリーグでも4得点を決め、10代のうちに同大会通算10得点を記録。また、ヴァランやグリーズマン同様にW杯の優勝メンバーで、同大会の最優秀若手選手賞にも選ばれた。そして、“王様”ペレ以来2人目というW杯決勝戦で2得点を決めたティーンエイジャーとして、素晴らしい記録も刻んだ。

間違いなくバロンドーラーになれる逸材だが、今年No.1の活躍を見せたかというとそうとも言えない。そして何より若すぎた可能性もある。それでも昨年は18歳で7位、今年は19歳で4位に入ったのだから、恐るべき逸材。

なお、トップ10発表に先立ち受賞者が明らかになった新設の賞である“コパ賞”は、ムバッペが手にした。同賞は21歳以下の選手に与えられる、いわば「ヤング・バロンドール」だ。堂安律(フローニンゲン)も最終候補の10人に入っていたが、クラブ内や代表としてのムバッペの活躍を見れば当然の受賞結果といえる。

モドリッチの受賞で二強時代が終焉し、新説のコパ賞を受賞したムバッペが本命のバロンドールでも4位にランクイン。新時代を予感させるバロンドール授賞式となった。

おすすめの記事