リーグ連覇は当たり前!CL制覇を狙うユヴェントス
ユヴェントスは、2016-17シーズンにセリエA史上初のリーグ6連覇を達成。彼らの前に優勝したのは、ズラタン・イブラヒモヴィッチらを擁した2010-11シーズンのACミランというから、かなり昔の話になってしまう。
セリエAでリーグ制覇するのが当たり前になったユヴェントスにとって、次に狙うべきはCL制覇だろう。<2014-15シーズンはバルセロナに決勝で敗れ、2016-17シーズンはレアル・マドリードに決勝で敗退。あと一歩のところまでは到達するが、その度にスペインの2大巨頭が立ちはだかるのだ。
もっとも2017-18シーズンはナポリが好調で、リーグの首位争いは最後までもつれ込むことが予想される。常勝軍団ユヴェントスの今後や如何に。
苦しむミラノ勢、大型補強も順位には活かされず
ミラノに本拠地を置くインテルとミラン。この両ミラノ勢はアジア資本を元手に補強を行ってきたが、その効果は順位に表れていない。どちらもかつてはセリエAを代表する強豪だったが、残念ながら近年では見る影もなくなってしまった。
第27節終了時点では5位インテル、6位ミラン。優勝争いからは外れてしまい、現実的にはEL出場権確保が最低ラインだろうか。インテルにはマウロ・イカルディという尖った選手がいるだけに、上位を狙えないわけではないはずだ。
一方ミランは2017年夏に多額の資金を投じたにもかかわらず、それに見合った活躍をする選手がいない。この調子では優勝争いができるクラブに戻るのは難しいのかもしれない。
調子を上げるナポリ、セリエAの流れを変える存在
ユヴェントスが勝ち続けられる要因には、彼らのサッカーだけでなくミラノ勢の不調も含まれるはずだ。ただ、そんなユヴェントスが今最も警戒しているのがナポリだろう。
2017-18シーズン常にユヴェントスと首位を争う位置につけていたナポリは、7連覇を阻む可能性がある。30代を迎えたドリース・メルテンスは、このシーズンリーグ28試合17得点を記録。マウリツィオ・サッリ率いる攻撃陣を牽引し続け、世界的なCFとして見事にコンバートに適応して見せた。
ナポリがセリエAの流れを変えることができれば、ナポリサポーターだけでなくその他のクラブのサポーターからも称賛を受けることになるだろう。
※文中のデータは2018年3月13日現在