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ダービーマッチを知ろう フランス リーグ1編

2017 10/13 10:05跳ねる柑橘
Olympique Lyonnais
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Derby du Rhone(リヨン対サンテティエンヌ)

【初対戦1951年 通算114試合 リヨン39勝 ドロー32  サンテティエンヌ43勝】
フランス南東部に位置するローヌ=アルプ地域圏。ここにあるリヨンとサンテティエンヌのサッカークラブの試合が、Derby du Rhone(ローヌ・ダービー)だ。サンテティエンヌは1950年代から80年代に名を馳せたクラブだが、近年は二部降格など調子を落としている。
一方でリヨンは2000年代に前人未到の7連覇を果たし、躍進したクラブである。故にリヨンサポーターからは「かつてフランス最高のクラブ」と「近年最高のクラブ」の対戦などといわれることもある。

互いの本拠地はわずか50km程度しか離れておらず、ローカルダービーとしての意識も強いが、古豪としての誇りなどによるライバル意識も強い。ル・クラスィクのように熱狂的なサポーターの衝突もあることから、警備が厳重にされることでも知られる。また選手の動きにもそれは現れており、これまでに両クラブでプレーしたのは27人、そして直接移籍した選手はわずか13人しかいない。
このクラブ間の移籍はいわゆる「禁断の移籍」とされ、古巣のスタジアムに乗り込んでのローヌ・ダービーでは、耳をつんざく大ブーイングが巻き起こる。このクラブ間にうずまくライバル意識がいかに強いかを表している。

Derby de la Cote d'Azur(モナコ対ニース)

【初対戦1953年 通算106試合 モナコ47勝 ドロー28 ニース31勝】
地中海に面したコート・ダジュール地方のDerby de la Cote d'Azur(コートダジュール・ダービー)は、この地に拠点を置くニースとモナコのローカルダービーだ。モナコは、フランスの隣の小国モナコ公国のクラブだが、フランスフットボールリーグに加盟し、リーグでは強豪として活躍している。
2011年にはロシアの大富豪ライボロフレフ氏がオーナーに就任し、もともと派手だった補強がますます加速している。2016-17シーズンのリーグ制覇とチャンピオンズリーグベスト4の成績は、記憶に新しい。

一方のニースはリーグ優勝4回の古豪で、フランス南部ではマルセイユやニースに次ぐ実力を誇る。両都市はわずか20kmしか離れていないため、地理的なライバル関係もあるが、それ以外にも、モナコの豊富な資金力に反感を抱くニースサポーターというライバル意識が存在した。
そんなニースも2016年に中国系のコンソーシアムが株式の80%を保有し、資金力を増している。とはいえ地力はモナコが勝っており、これまでの対戦成績でニースは水をあけられている。

近年このダービーで面白いのはマリオ・バロテッリの存在だ。2016年にニースに移籍してきた悪童は、これまで3回モナコと対戦して2勝1敗、4得点と相性が良い。2017-18シーズンでも開幕ダッシュを狙うモナコの連勝を止めたのは、バロテッリ擁するニースだった。16-17シーズンを3位で終えるなど、勢いのあるニースがリーグ1での存在感を増している。

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