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【サッカー界の頂点】バルセロナとマドリードが強い理由を探る

2017 10/13 10:05dai06
バルセロナ,マドリード
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下部組織からのたたき上げとクラブの戦術

バルセロナとマドリードには、それぞれレベルの高い下部組織、「カンテラ」が存在する。なお、カンテラはスペインにおいての下部組織を指し、イタリアなどでは「プリマヴェーラ」と呼ぶ。

バルセロナとマドリードは、このカンテラの存在を重要視しており、国内外から優秀な若手を集めている。しかもこのカンテラは年齢別あるいはレベル別にいくつものカテゴリーに分けられ、若手は熾烈な競争のなかで育っていく。
カテゴリーのステップアップとともに選手たちに植え付けられるのは、クラブの哲学とアイデンティティだ。どんなプレーが必要なのか、どう振る舞うべきなのか、そのすべてをたたき込まれる。

そしてトップチームに合流する時には、他のクラブの同年代よりも抜きん出た才能を持つ選手が誕生する。長年をかけて磨き上げた技術はどのクラブも欲しがるほどだ。

ただ、バルセロナもマドリードもカンテラ出身の選手でスタメンを構成する割合が減っている。これは2クラブが莫大な資金力を有していることと、常に勝ちが求められることが原因だ。資金力があれば、カンテラ出身の選手以上に即戦力となる選手を、簡単に他クラブから買えてしまう。

それでもカンテラ出身選手は簡単にこれからも輩出されていく。限られた時間でも結果を残すことができれば、トップチームに定着し選手層を厚くしてくれる。そしてその選手層の厚みが強さに繋がるのだ。

優れたブランド力と栄光のサイクル

バルセロナもマドリードも、クラブの優れたブランド力と知名度が強さを底上げしている。サッカーに詳しくない方でも名前だけは聞いたことがある場合も多いはずだ。

こうしたブランド力は、これまで述べてきたビッグスターの有無とタイトルを獲得した歴史が育ててきたものだ。「メッシがいるから彼のユニフォームを買う」、「ロナウドを観るためにスタジアムに行く」、こうした購買行動はブランド力に支えられており、クラブの懐を潤していく。

そうして得た資金力で次のビッグスターを生み、タイトルを獲得しすることでクラブの歴史を鮮やかに飾っていく。
サポーターは世界中いて、ボーダーレスな現代社会においては、クラブに対して様々なアクションを自由に起こせるようになった。グッズを買うにしても試合を観るにしても、インターネットを通せば、時間と場所に縛られることは無い。便利な時代だ。

繰り返される眩し過ぎる栄光のサイクルが彼らにはある。このサイクルが、これからもクラブを大きく強くしていく。

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