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【アーセナルを変える者】ヴェンゲル期待のアレクサンドル・ラカゼット

2017 8/25 10:07dada
Lacazette 2017
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解任回避も後がない!背水の陣で挑むヴェンゲルの覚悟

2017年3月。ヴェンゲル監督はCLでFCバイエルン・ミュンヘンに大敗を喫し、解任すべきとの声が一気に強まった。
監督の入れ替わりが激しいプレミアリーグにおいては、21年も同じクラブを指揮し続けるのは非常に難しいことだ。しかし、その21年目にしてヴェンゲルは初めて来季(2017-18シーズン)のCL出場権を逃していた。
この2つの事件が「Wenger Out」といった、サポーターをたちによるヴェンゲル解任要求のデモ騒動に繋がった。リーグでのタイトル獲得も遠のいているため、いよいよ新しい風を入れるタイミングではないのかといった声も大きくなった。
しかし、その騒動から一転、ヴェンゲルは2年の新契約にサインし、23年に渡る長期政権への望みを繋いだ。この成り行きには多くのサッカーファンが驚かされた。

だが、事態は芳しくない。ヴェンゲルには後が残されていない。またもやCLへの出場権を確保できなかったり、不甲斐ない試合を続けるようなことがあれば、解任されてしまう可能性が出てくる。こうした騒動は一度や二度ではない。仏の顔も三度までと言うが、その限界はとうに超えているのだ。

だからこそ、今回のラカゼット獲得は、ヴェンゲルの覚悟の表れでもある。
高額の資金を投じ同胞のラカゼットを獲得したのも、自分の審美眼が正しいことの証明に繋げたいという意思の表れでもあり、サポーターへの機嫌取りの意味合いもあるだろう。

こうしてラカゼットにかけられるプレッシャーは、彼の知らないところでますます大きくなっている。

速く、正確で、とにかく強い!ラカゼットのプレースタイル

ラカゼットのプレースタイルは、速く、正確で、強いの三拍子が揃っている。この三拍子は点取り屋にとって極めて重要な素質だ。

ボールをもたせれば、美しいドリブルであっという間にゴール前へ駆け上がることができる。相手選手に囲まれても、突破の糸口を見つけることが得意で、マークを苦にしない。
そしてそのまま正確なシュートを叩き込むことができる。大一番での局面での勝負強さ持ち合わせており、彼にボールを集めればゴールが決まる可能性はかなり高くなる。

アーセナルは前述したように、サンチェスに攻撃のタスクを課し過ぎている。サンチェスが負傷するようなことがあれば、それはアーセナルが不調に陥るのと同義だ。しかも、サンチェスはタイトルが取れないアーセナルでの日々に嫌気が差し、移籍を検討しているとの噂もある。それも無理はない、なぜならサンチェスが以前に所属していたのは、あのFCバルセロナだったのだから。

ラカゼットがサンチェスに代わるほどの得点力を発揮することができれば、サンチェスに課せられた負担は一気に軽くなり、サンチェスもゴールすることだけにこだわらず伸び伸びとプレーすることができる。もしサンチェスが移籍するような事態になっても、ある程度はラカゼットにタスクを負ってもらうこともできるだろう。

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