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【FCケルン】2016-2017シーズン徹底解説!

2017 1/25 10:28
ドイツ サッカー
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出典https://www.soccer-king.jp

ブンデスリーガ初代王者でもあり、歴史深いチームでもあるFCケルン。今回は2016-2017シーズンのFCケルンの動向をご紹介します。熱烈な海外サッカーファンの方もそうでない方もぜひチェックしてください。

FCケルンとは

FCケルンは、1963年に開幕したブンデスリーガの初代王者です。1977-1978シーズンに奥寺康彦選手がケルンのブンデスリーガ制覇に貢献したことでご存知の方もいるのではないでしょうか。
しかし、そんな歴史のあるケルンですが、2000年前後頃からは1部と2部を行ったり来たりするエレベータークラブと化してしまっている側面もありました。
チーム指揮官は、2013-2014シーズンに、2部優勝に導いたペーター・シュテーガー監督です。

チームの好調を支える2トップの存在

第14節終了時点で、ケルンは7位という順位です。十分ヨーロッパリーグ、チャンピオンズリーグ出場権も狙える位置につけています。この好調を支えるのは2トップの存在が大きく、アントニー・モデスト選手と日本代表、大迫勇也選手の二人の存在です。
大迫選手は、昨季までポジションがあまり固定されておらず、ゴールから遠い位置でプレイすることもありました。しかし、今季はゴールに近い場所でプレイすることが多くなり、必然的にゴールに絡む機会も増えてきました。
モデスト選手は昨季15得点記録した得点力はさらに磨きがかかり、現在12得点で得点ランキング2位につけています。

チーム得点王

ケルンの攻撃の要がアントニー・モデスト選手です。バイエルンや、今季好調のヘルタ・ベルリンからも得点を奪っています。
得点数からも得点力があることはわかりますが、大迫選手から影響を受けたというアクロバティックなトラップ、シュートなどで、昨季よりもボールの収まりがよくなり、ポストプレイの面で向上しています。身体の応力は折り紙付きなので、あとは安定感さえ増せば十分ブンデスリーガ得点王が見えてくるでしょう。

得点王を支える選手

チーム得点王のモデスト選手を支える選手が大迫選手です。
今季の大迫選手は、2トップの一角や、左インサイドハーフを務めることが多くなっています。どちらのポジションでも、大迫選手を経由してチームの攻撃が始まると言っても過言ではありません。それほど重要な役割を担っています。
モデスト選手へのパイプ役としての動きも機能しています。しかし、得点面では14節終了時点で2点と、大迫選手のポテンシャルからはやや物足りないものとなっているので、今後の得点に期待したいところです。

今後の課題

今後もやはり、モデスト選手と大迫選手にケルンの結果はかかってくるでしょう。
大迫選手は日本代表に選ばれないことでコンディション維持、連携を高めることができていましたが、W杯アジア3次予選日本代表に選出されました。このことがどう転ぶのかがカギとなりそうです。
また、モデスト選手は、2015-2016シーズンはムラがあり、シーズン通して活躍したとは言えませんでした。2016-2017シーズンは開幕から好調を維持しているので、これを維持し続けられるのかに注目です。

まとめ

以上、FCケルンについてご紹介しました。 2016-2017シーズンのケルンは、モデスト選手、大迫選手を中心としたサッカーが魅力的です。 ケルンはここ10年以上ドイツ国外の大会に出られない状況が続いているので、まずはヨーロッパリーグ圏内が目標ではないでしょうか。