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【バイエルン・ミュンヘン】2016-2017シーズン徹底解説!

2017 1/25 10:28
サッカー ドイツ
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Photo by Fingerhut / Shutterstock, Inc.

ドイツサッカー市場最も成功したクラブと言われているのがバイエルン・ミュンヘンです。 今回は、海外サッカーファンの方へ向けて、バイエルン・ミュンヘンの2016-2017シーズンの動向をご紹介します。

バイエルン・ミュンヘンとは

ドイツ国内のみならず、チャンピオンズリーグでも過去5度の優勝を誇り、世界でも数少ないヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ通称ビッグイヤーの永久保持を認められているクラブです。
近年に於いても、ブンデスリーガで2012-2013シーズンから4連覇中と無類の強さを誇ります。 所属選手も、ノイアー選手、ラーム選手などのドイツ代表をはじめ、レバンドフスキ選手、リベリー選手など、各国の代表選手がずらりと並ぶ豪華布陣となっています。
2016-2017シーズンから、イタリア人のカルロ・アンチェロッティ監督が指揮をとっています。

グラルディオラ監督からアンチェロッティ監督へ

通常、監督の交代といえば、成績不振からくる更迭が一般的ですが、ことバイエルンにはこのことは当てはまりません。 前ジョゼップ・グアルディオラ監督も、2012-2013シーズンに就任し、ブンデスリーガ3連覇を成し遂げつつ退任しました。
グアルディオラ監督は、新たなサッカーへの探究心から退任したと言われていますが、次期監督にとってのプレッシャーは計り知れないものでしょう。
そんな中、就任したのがアンチェロッティ監督でした。しかし、そのプレッシャーの中、2016-2017シーズン14節終了時点で首位に立っています。

一貫した4-3-3

アンチェロッティ監督は、2016-2017シーズン、一貫して4-3-3のフォーメーションを貫いています。
まず、ドイツ代表の中心選手でもある、GKノイアー選手、DFフンメルス選手、ラーム選手あたりは不動のレギュラーです。 さらに、フィルドプレイヤートップの出場時間の選手がCFレヴァンドフスキ選手です。
フォーメーションはほぼ4-3-3ですが、選手層の厚みを生かした、オフェンスの選択肢が多いことも特長です。

「スイーパー」キーパーの存在

現在、世界のトップGKを議論した時、必ず出てくる選手がノイアー選手です。
ノイアー選手の特長は、足元の技術を生かした、GK離れしたパスや、スイーパーのような飛び出しの判断力が挙げられます。しかし、2016-2017シーズンは、アンチェロッティ監督より飛び出しよりもセービングに重きを置いた指示を受けており、昨シーズンまで見られた積極的な飛び出しは少なくなっています。
それでも、要所では鋭い飛び出しにより、相手のオフェンスの芽を摘むなど、GK離れしたディフェンス力が随所にみられます。

オフェンスの大黒柱

2016-2017シーズン、14節終了時点で全選手中トップの出場時間の選手がセンターフォワード、ロベルト・レヴァンドフスキ選手です。
バイエルンのライバルクラブ、ドルトムントから移籍してきた選手で、そこからバイエルンのセンターフォワードに君臨し続けました。
「すべて」ができる選手で、ポストプレイ、ミドルレンジからのシュートなどあらゆるオフェンスができる選手です。 2015-2016シーズンには、わずか9分間の間に5ゴールを決めるという偉業も達成しています。

まとめ

以上、バイエルン・ミュンヘンについてご紹介しました。 ブンデスリーガ4連覇中のバイエルンですが、やはり2016-2017シーズンも優勝候補筆頭です。 新指揮官のアンチェロッティ監督のもとで、さらなる進化したサッカーを見られるのか。2016-2017シーズンも注目です。