「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

レアル・ソシエダの概要と2016-2017シーズンを徹底解説!

2017 1/20 10:11
Real Sociedad
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by imagestockdesign/Shutterstock.com

この記事では、スペインのサッカークラブ、レアル・ソシエダについて徹底解説していきます。 クラブの概要や、2015-2016シーズンのおさらい、2016-2017シーズンの展望についてもご紹介します。

若手が支えるレアル・ソシエダ

レアル・ソシエダは、多くの若手選手によって支えられてきたクラブです。クラブ史上最強だったとされる1970年代から1980年代がまさにそれでした。下部組織上がりの選手を積極的に起用して結果を出し続けたのです。
2011-2012シーズンに1部リーグに戻って来てからは、タイトル獲得から遠ざかっているレアル・ソシエダ。しかしながら、現在も若手選手の育成・起用には積極的です。この堅実なクラブ経営を評価する声も多々あります。

2015-2016シーズンのレアル・ソシエダは?

2015-2016のレアル・ソシエダは、かなりのスロースタート。19節終了時点でリーグ15位と伸び悩み続けました。得点をしても失点を重ねていたため、勝ち切れない、選手個々のプレーも見ても精細を欠いているといった場面が多かったのです。
しかしながら、シーズン後半には徐々に上向きになり、結果的には9位でフィニッシュしました。より上位を目指すなら、安定した成績を出し続けることが求められる、そんな課題が見え隠れしたシーズンでした。

気になる2016-2017シーズンの途中経過!

2015-2016シーズンのレアル・ソシエダはなかなか好調です。15節終了時点で5位。ホームで得失点の差はあまりありませんが、なんとか守り切ることのできる試合が多い印象です。
シーズン前半でここまでの成績を出すことができれば、ヨーロッパリーグ(EL)の出場権獲得も視野に入ってくるのではないでしょうか。若手選手の育成を大切にするレアル・ソシエダにとって、若手選手を大舞台に送り出せることは大変意義深いことです。

レアル・ソシエダを支える偉大なキャプテン

レアル・ソシエダには、シャビ・プリエト選手が在籍しています。彼はレアル・ソシエダのキャプテンであり、チームをピッチ内外で牽引し続けてきました。
1983年生まれの彼は、すでに30歳を過ぎており、若手選手の多いレアル・ソシエダの中ではかなりの古株選手です。ただ、彼の冷静沈着なプレーやピッチ外での言動は、多くの選手の模範となっています。 彼のような選手がいるのといないのとでは、クラブの成績はもちろんのこと、他の選手らのパフォーマンスにも大きな違いが生じます。

レアル・ソシエダが抱える課題

レアル・ソシエダは若手選手の育成に優れているクラブであり、育成した若手選手を他クラブへ売り渡すことも多いクラブです。そのため、良い成績を出した選手はいずれは他のクラブへ去ってしまうということも当たり前です。
今後さらなる高みを目指すためには、そのような選手の残留に努めるだけでなく、クラブの価値の向上を進めていくことが求められるでしょう。クラブの価値が高まれば残留したい選手も増えますし、他のクラブから選手を獲得する際にも大きな売りとすることができます。

まとめ

レアル・ソシエダは若手の育成が得意なクラブであり、良い結果も彼らが出してきました。 しかしながら、シャビ・プリエト選手のようにベテラン選手が若手選手の持ち味をさらに引き出しているのも事実です。 新進気鋭の若手と堅実で冷静なベテラン、両方の活躍にこれからも期待したいところです。