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C大阪の17歳・西川潤 高校No.1アタッカーがJリーグデビュー

2019 3/15 07:00中山亮
サッカーボール,ⒸSPAIA
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高校2年生、17歳の西川潤がJリーグデビュー

YBCルヴァンカップグループステージ第2節、ヴィッセル神戸対セレッソ大阪の一戦。2020年からC大阪への加入が決まっており、U-19日本代表で桐光学園高校(神奈川)に所属する西川潤がJリーグデビューを飾った。

0-0で迎えた57分。福満に代わり両チーム合わせて最初に投入されたのは、背番号51番西川。始めはデビュー戦ということもあり硬さが見られたが、68分には水沼とのコンビネーションで右サイドを崩し、利き足ではない右足でシュート。神戸GK前川のファインセーブにあい、決めることはできなかったがビッグチャンスを作った。

その後も、3-4-2-1の右シャドウとして機能。相手守備ラインの隙を突き、左足でのアーリークロスなど可能性を感じさせるプレーで攻撃を牽引。デビュー戦で存在感を示した。

高体連所属の17歳

現在17歳で高校2年の西川潤。同じ学年にFC東京の久保建英がいることを考えると、高校生デビューはそれほど珍しいことではない。

久保は高校1年でJ1デビューを果たし、同じC大阪の柿谷曜一朗も高校2年でJ1デビューしている。また、南野拓実、中島翔哉、香川真司、宇佐美貴史、井手口陽介、古くは稲本潤一や阿部勇樹らも高校生でJリーグデビューを果たしている。

彼らのほとんどは、クラブ下部組織の所属選手であったり、クラブユースチームに所属していた高校在学中にプロ契約を結んでいた選手だ。一方、現在でも桐光学園高校サッカー部に所属する西川は、高体連所属の選手である。

高校在学中にJリーグデビューした高体連所属選手は、昨季のJ2では村田透馬(興国高校・FC岐阜)や中山陸(東海大学付属相模高校・ヴァンフォーレ甲府)、J3では田中和樹(浦和学院高校・FC東京U-23)とここ数年でも何人かいたが、J1起用はかなり珍しい。

卒業の1年前にJ1加入が内定している西川。このことからも、C大阪の期待の大きさがうかがえる。

C大阪入りを決めた高校ナンバーワンアタッカー

2018年8月に行われたインターハイでは桐光学園高校を準優勝に導き、AFC U-16選手権ではMVPを獲得した西川。今や飛び級でU-19日本代表にも選出されており、高校ナンバーワンアタッカーとの呼び声も高い。

進路についてもJリーグはもちろん、ドイツのレバークーゼンからも正式オファーを受けており、1月には約10日間の練習参加も行っている。そんな中、かなり早い段階といえる高校2年でC大阪加入を決断した。理由として本人は「最も早い段階でオファーをもらったから」と語っているが、それ以外の要因も大きかっただろう。

今年2月には、宮崎で行っていたC大阪のプレシーズンキャンプに練習生として参加。その際、直接指導を受けたロティーナ監督にも「判断が素晴らしい」とプレーを高く評価されている。その後、3月5日に翌年の加入内定を発表し、2018年から内定者のみが登録できるようになった特別指定選手にも3月8日付けで登録。そして3月13日のデビューを迎えた。

横浜FMジュニアユースで不動のエースとしてプレーし、ユース昇格の打診を受けながら「自分に足りないのは気持ちの部分」と言い昇格を辞退。その後、兄同様、桐光学園高校へ進学を決めた。

そんな西川にとって、ドイツからのオファーは魅力的だったはず。だが「海外移籍できるのは18歳以上」というFIFAの規定上、2002年2月21日生まれの西川の場合は1年後になってしまう。だが、特別指定選手としてC大阪に加入すれば、1年間は高いレベルでプレーできる。また、C大阪にはU-23もあるのでJ1はもちろんJ3でもプレーが可能。これら全てが決断に繋がったのだろう。彼らしい決断だ。

試合後のコメントでは反省ばかりが口をついたが、デビュー戦から存在感を発揮した。今後も高いレベルでの経験を積み、さらなる成長が楽しみな選手がまた1人Jリーグに現れた。

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