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もしアルビレックス新潟にJ1優勝の日が訪れたら

2016 9/7 08:39
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サポーターの狂喜乱舞

アルビレックス新潟を語る上で外せないのが、熱心なファンやサポーターの存在だ。

近年はやや減少傾向にあるものの、本拠地のビッグスワンでは大声援が飛び交うほどコアなファンが多く、試合日に会場入りする選手バスを3000人のファンが出待ちしていたという逸話もある。チームがJ1優勝を果たした時、アルビレックスのサポーターはどのような反応を示すのか。

いずれにせよ、日本代表のようなスター選手がいないにもかかわらず、ここまで熱くチームをサポートするファンは選手にとって心強い存在だろう。

亀田の記念銘菓

ユニフォームの胸部分に大きく描かれた文字がお馴染みの「亀田製菓」は、アルビレックスのスポンサーとしても有名。

アルビレックスの前身である「アルビレオ新潟FC」の設立時からスポンサーを務める亀田製菓。待望のJ1優勝を記念して、チームにちなんだ銘菓を製造販売してくれるだろうと思いきや、既にアルビレックスをイメージしたハッピーターンが2016年に発売されていた。

ユニフォームのロゴを「ハッピーターン」に変えたことがきっかけのようだ。

「アルビレックス愛」が選手流出の歯止めに

かつて、アルビレックスにも矢野貴章や川又堅碁といった日本代表クラスの選手が在籍していた。だが、後に選手本人の意向やクラブ経営の事情などから移籍となっている。

統計的に見て、サッカーは決して選手寿命の長いスポーツではない。そのため、「所属を変え、ステップアップしたい」という選手の気持ちも理解できる。しかし、アルビレックスがJ1優勝をすればこの状況も変わるはず。

これまでは「移籍してでも勝利を味わいたい」という選手の思いに、「仕方ない」とクラブ側が涙を飲む場面もあっただろう。しかし、優勝により「またこのチームで優勝すればいいじゃないか」と説得できるようになるため、クラブやサポーターはこれまで以上に有力選手の慰留に努めるだろ。また、選手自身もチームに対して愛情が生まれるのではないだろうか。