最終節に札幌対広島の直接対決
2018年、明治安田生命J1リーグもいよいよ最終節。上位3チームに与えられるACL出場権だが、既に川崎Fの優勝が決まっており、残り2枠を3チームが争う形となっている。
現時点での順位は2位広島(勝ち点56)、3位鹿島(勝ち点55)、4位札幌(勝ち点54)となっているが、最終節で札幌と広島の直接対決が残されており、札幌も自力でACL出場権を獲得できる状況だ。
では、それぞれのチームが3位以内に入るための条件を見ていこう。
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広島、札幌のACL出場権獲得(3位以内)条件は上記の通り。どちらかが勝利した場合、勝ったチームは無条件で3位以内確定となる。広島はこの試合引き分けでもOK。同時刻キックオフとなる鹿島対鳥栖の試合で、鹿島が敗れた場合でも3位以内が確定する。
広島は、鹿島対鳥栖の試合が引き分けに終わった場合、札幌に敗れても勝ち点で鹿島と並ぶため、数字上は3位の可能性が残る。ただし、試合前の時点で両チームの得失点差は広島が+12、鹿島が+11とその差わずか1。たとえ敗れたとしても1点差以内に抑えなければならない。
さらに、得失点差で並んだ場合、次に順位を決める条件が総得点となっているが、現時点で広島は総得点が鹿島より5点少ない。そのため、最終節で鹿島よりも5点以上多く得点を奪わなければならないことを考えると、かなり厳しい条件といえる。
一方の札幌もこの試合引き分けに終わっても、鹿島が敗れた場合勝ち点で並ぶことにはなる。だが、札幌は得失点差0で鹿島との差が11もあるため、逆転することはほぼ不可能だろう。