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湘南がルヴァンカップ初優勝 湘南の嵐に飲み込まれた横浜FM

2018 10/29 17:15中山亮
ルヴァンカップ決勝,ⒸSPAIA
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湘南の嵐に飲み込まれた横浜FM

その要因となったのが湘南のプレッシング。4-3-3の布陣からビルドアップではSBがインサイドレーンに移動する横浜FMに対し、湘南は3-4-2-1の布陣で2人のシャドゥがインサイドレーンを塞ぎ横浜FM陣内から激しくプレッシングをしかける(図1)。

【図1】湘南のプレッシング①

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このプレッシングをかわすために横浜FMは大津と天野のインサイドハーフがサイドに流れてボールを引き出そうとするが、そこには杉岡と岡本のWBが激しくプレス(図2)。天野が岡本にボールを奪われる場面は1度や2度ではなかった。

【図2】湘南のプレッシング②

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横浜FMとしては山中のドリブルで湘南のボランチを動かす形(図3)や、インサイドハーフを中央に残したままロングレンジのパスでWGにボールを届け、ドリブル突破(図4)で活路を見出そうとした。だが、湘南のプレッシングにより時間とスペースを消されてしまい、いずれも単発に終わり、攻撃のリズムを作れない状態が続いた。

【図3】前半10分、横浜FM・山中のドリブルによる仕掛け

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【図4】前半23分、ロングパスからWGのドリブル突破

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そしてその悪いリズムが守備にも影響。38分の杉岡が決めた湘南の先制点は、シュート自体も素晴らしかったがCBの前のスペースを使われてしまった。

SBが中央に入る横浜FMの戦い方では、ボールを奪われた場合SBがそのままCBの前のスペースを守りカウンターを潰す役割も担っている。だが、この場面では松原が通常の右SBのポジションへと移動してしまったことで杉岡にシュートを打つ時間とスペースを与えてしまった。

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