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サポーター活動をとことん楽しむ!FC東京のサポーター

2017 4/5 09:49芝田カズヤ
サッカー選手,イメージ画像,ⒸShutterstock.com
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Photo by Evgenii Matrosov/Shutterstock.com

サポーターとは、サッカーを愛し、チームを愛する存在。チームの勝利を願う気持ちは誰よりも強く、負けると涙を流すことも珍しくありません。そんな熱い気持ちを持つサポーターは日本各地に存在します。今回はそんな中でもFC東京のサポーターに焦点を当てます。

FC東京の歴史

FC東京は1999年からJリーグに参戦しているチームです。Jリーグへの参戦は1993年の開幕から少し遅れていますが、チーム自身は非常に長い歴史を持ちます。FC東京の前身は1935年に結成された東京ガスサッカー部。チームのJリーグ参戦に向けてチーム名を東京ガスサッカー部→東京ガスフットボールクラブ→FC東京へと改称し、1998年のJFLで現在J1に所属する川崎フロンターレとの優勝争いを制すると、1999年に創設されたJ2へとそのステージを移します。
Jリーグ1年目となった1999年は実業団時代からの選手が残っている状況でした。プロチームでありながらプロ契約を結んでいない選手が多数いるというチーム事情ながら年間で2位になり、参戦1年目でJ1昇格を決めます。J1昇格後は2010年にJ2に降格したものの1年で復帰しており、J1を主戦場としています。チームはこれまでにJリーグカップを2度、天皇杯を1度、J2を1度制しているもののJ1での優勝経験がなく、2017年は悲願の初優勝を目指しています。
また2016年、J3に所属するFC東京U-23で、元バルセロナの現役中学生の久保建英選手がJリーグデビューを果たしており話題になりました。

FC東京の応援スタイル

FC東京の応援時の特徴の1つにタオルマフラーの存在があります。もちろんレプリカユニフォームを着ているサポーターも多いのですが、タオルマフラーを利用した応援が最大の特徴と言えます。
特に『You'll Never Walk Alone(ユール・ネバー・ウォーク・アローン)』を歌う際にはサポーターが一斉にタオルマフラーを掲げて歌っており、印象的です。この歌は、イングランドのリヴァプールをはじめ世界中のチームで応援歌として歌われる有名なもの。この歌を聞くと試合への気持ちが高まるサッカーファンもいるのではないでしょうか?
また、サポーターによる相手チームへのブーイングやバッシングの激しさも特徴です。ブーイングやバッシングというとあまり良いイメージを持てないかもしれませんが、それだけ、チームの勝利を強く願っているとも考えることができます。サポーターの思いの強さを表すものとなっています。

FC東京サポーターはイナゴ?

FC東京のサポーターは「イナゴ」と呼ばれています。これはどういう意味かというと、FC東京のサポーターはとにかく食べ物をたくさん食べ、時には近隣のお店の食材が無くなるほど。その姿が畑を食べつくすイナゴのようであることからこのように呼ばれているそうです。
Jリーグの試合が行われるスタジアムの周辺では地元の美味しいグルメがスタジアムグルメとして販売されているのですが、FC東京のサポーターが行列を作っていることもあるそうです。また、各地の販売店にとってはたくさん買って食べてくれるお客というのはたとえ相手チームのサポーターであっても嬉しいものなので、食べ物をたくさん用意したり、あえて挑発するようなポスターを用意して購入を促すこともあるそうです。
食べつくすという表現はあまり良い表現ではありませんが、各地のスタジアムグルメを堪能しているFC東京サポーターはサポーターとしての活動を十分に楽しんでいるように思えます。

まとめ

ここまでFC東京のサポーターについて紹介してきました。自チームへの強い思いと、各地のグルメを堪能するというサポーター活動を楽しみ尽くしていてなんとも楽しそうです。ぜひ、FC東京の選手とともにサポーターにも注目してみてください。