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サッカーのディフェンスを知ってより観戦楽しむ7つのポイント

2016 7/22 20:55
イメージ画像Ⓒalphaspirit/Shutterstock.com
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ディフェンスってなに??

フィールド上にいる11名の選手には、それぞれポジションが与えられている。その中のひとつが「ディフェンス」だ。

ディフェンスは、最終ラインと呼ばれる自陣のゴール前で守備を中心に行う選手たちのことを指す。サッカーにはさまざまなルールがあるが、例えば4-4-2ならばディフェンスは4名、3-4-3ならディフェンスは3名と決まっている。選手は守備に特化しながらも攻撃にも参加する。

ディフェンスの選手の役割 CB編

ディフェンスにも種類がある。

まずはセンターバック。省略して「CB」と表記される。CBの位置はGK(ゴールキーパー)の前が多い。それは、ディフェンスリーダーが求められる場所だ。GKと声掛けをしながらチーム全体のバランスを見て、他のディフェンスライン(ディフェンスの選手たち)を統率する。

相手の攻撃の予測をしたり相手の攻撃パターンを把握し、スペースなどを確認しながら整え、相手のエース級の選手のマークに付く。

ディフェンス選手の役割 SB編

ディフェンスの中のもうひとつの種類はサイドバックだ。「SB」と表記される。SBの選手を置く場合は、ディフェンスが4枚であることが多い。CBが真ん中に2人、SBは左右に1人ずつという配置となる。

SBの選手はとにかくピッチを上下に走る。常に攻撃と守備のため、前後に走るので運動量が求められる。そして、守備だけではなく攻撃のセンスも求められる。ゴール前に上げるクロスの質も重要で、相手選手に負けない強さと走力も必要。

ディフェンスの選手に注目したいこと

サッカーを観る時、ディフェンスへの注目点は「守備」。相手のプレーを予測しながら判断しボールを奪取するプレーや、相手選手と1対1の局面でどういった守備をするのかという部分だ。

また、ボールを奪取してからどこにボールを出すかにも注目。ピッチラインを割ってしまい外に出してしまうプレーに拍手が起こることもあるが、ボールを前に繋げることのできるディフェンダーが良いディフェンダーといえる。

日本で注目のディフェンスの選手 CB編

日本人選手で注目したいセンターバックの選手は森重真人選手だ。危機察知能力が高く予測した守備をすることができ、何でもそつなくこなせる安定感あるディフェンダーで、日本代表にも選出されている。

身体も大きく打点も高いことから、空中戦にも強くセットプレーの中で得点を決めることも多い選手だ。キャプテンシーもあり、熱いことで知られている。FC東京に所属している選手なので、Jリーグでプレーを観ることができる。

日本で注目のディフェンスの選手 SB編

日本人選手の中で注目したいサイドバックの選手は長友佑都選手だ。日本を代表する選手であり、イタリアの強豪ビッグクラブであるインテルで長年プレーしている。

大学時代に控え選手だった時期もあったことで知られており、現在は日本で欠かせない選手となっている。豊富な運動能力を持ち、常に走り、決して身体は大きくないが当たり負けしない強靭な身体を意識的に作り込んでいる世界的にも評価の高い選手だ。

世界で注目のディフェンスの選手

世界で注目を集めるディフェンスの選手といえば、セルヒオ・ラモスだろう。

スペイン・エスパニューラ、レアル・マドリード所属でスペイン代表の選手で、非常に力強いディフェンダーでありながら、とてもしなやかで柔らかいボールタッチをする足元の技術も高い世界最高峰ディフェンダーだ。ボール感覚はとても高い質を持ち、世界中から注目され、多くの選手が挙げる憧れの選手。世界のスーパースターの一人といえる。

ゴールを決め点数を競うサッカーで、ゴールを阻止しようとするディフェンスは面白いポジションといえる。今日、世界的にもディフェンスから攻撃を組み立てることが当たり前になっている。ディフェンスをよく知り、改めてサッカー観戦を楽しんでほしい。