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最後は1対1のサッカー勝負!PKの上手い選手をご紹介

2016 11/25 20:06
サッカー ペナルティーキック
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Photo by feelphoto / Shutterstock.com

勝敗を決める最後の勝負であるPKがうまい選手を知りたくはないだろうか? ここでは、PKが得意な日本人の選手4人を紹介する。

“コロコロPK”が有名な元日本代表の遠藤保仁選手

まず日本人の選手で外せないのが、ミッドフィールダーの遠藤保仁選手ではないだろうか。遠藤選手は鹿児島出身の1980年1月28日生まれで、2009年にアジア年間最優秀にも選ばれている。かつては日本代表をつとめ、なんと日本代表出場回数は、歴代1位となる152試合も出場しているベテランの選手。その輝かしい記録と共に印象的なのが、彼がPK戦で繰り出す“コロコロPK”ではないだろうか。
力を込めて蹴る選手が多い中、ゴールキーパーの動きを見極め、反対側にコロコロと転がすキックが特徴だ。キーパーの裏をかくシュートは他の選手からも一目置かれていて、職人技と呼ばれている。Jリーグでの記録は34本中に30得点をあげており、88%の成功率を誇っていて歴代1位の得点数となっている。

“ミスターレッズ”と呼ばれるPK職人だった福田正博選手

現在はサッカー解説者として活躍している福田正博さんは、神奈川県出身の1966年12月27日生まれで、2002年に引退をした日本代表にも選ばれた元サッカー選手だ。現役時代はフォワードのポジションをつとめ、サポーターからは“ミスターレッズ”と呼ばれる人気選手だった。
PK職人と称されるきっかけになったのは1995年にJリーグ発足以来、日本人で初となる得点王を獲得した時にさかのぼる。なんと32得点のうち14得点をPKによってあげたことからで、その後も歴代2位となるPK26得点をあげた。PK成功率は76%とけっして高くはないが、自らペナルティーエリアで仕掛けてPKを得ることも多く、印象に残る選手となった。

驚きのPK成功率100%!和製ベッカムと呼ばれる阿部勇樹選手

千葉県出身で1981年9月6日生まれの阿部勇樹選手は、守備的なポジションならどこでもこなせるマルチなユーティリティープレイヤー。非常に精度の高いフリーキックを蹴ることから、和製ベッカムと呼ばれ日本代表にも選ばれたことのあるサッカー選手だ。
阿部選手が日本一のPKの名手と称されている理由は、誰もが驚く成功率にある。Jリーグの試合で蹴った20本中、20得点をあげていて、一度も外さない完璧な成功率となっている。その100%を誇る成功率から見ても、日本一のPKの名手というのもうなずける。浦和レッズに移籍後はあまりPKを蹴ることはなくなったが、成功率100%という確率は、今後も続いて行くのかが楽しみな記録となっている。

自分を貫く“ど真ん中”PK!個性的な本田圭佑選手

大阪府出身の1986年6月13日生まれの本田圭佑選手は、サッカーに興味があるないに関わらず、知らない人はいないほど有名な選手だ。日本代表でACミラン所属の本田選手は、サッカーの技術だけでなく、話題性もある日本人には珍しいタイプの選手だ。個性的なファッションをはじめ、彼のメンタルやフィジカルの強さもファンにとっては魅力的な部分だ。
PKに関しても本田圭佑選手を語るには、数字ではなくその姿勢にある。PKでは左右に揺さぶりをかける選手が多い中、本田選手は“ど真ん中”に蹴るイメージが強くある。もちろん左右にも蹴り分けているが、代表戦など大きな大会で“ど真ん中”に蹴る印象があり、メンタルの強さが出ていて、どんな場面でも自分を貫く本田選手らしいPKとなっている。

まとめ

ゴールキーパーとの駆け引きと、キッカーの心の葛藤がより深みのあるPKを演出している。PKは決めて当たり前のイメージだが、失敗を恐れるあまり、選手のメンタルの弱さが出てしまう。そんな緊張の中でも自分を信じ得点を重ねていける、PKの上手い日本人の選手を紹介した。