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【時代ごとに見る】ヴィッセル神戸のユニフォームを紹介!

2016 11/19 22:39
サッカーボールⒸShutterstock.com
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Photo by Evgenii Matrosov/Shutterstock.com

ヴィッセル神戸のユニフォームにスポットを当てて、クラブ創世期から現代に至るまでの歴代ユニフォームの変遷をたどる。

【1996年のユニフォーム】Jリーグへの昇格を戦った1年

Jリーグへの昇格を目指し、当時のJFLを戦っていたヴィッセル神戸。元デンマーク代表のミカエル・ラウドルップを補強して、大きな話題を呼んだ。キャリア終盤とはいえ、日本の2部リーグレベルでは「鬼に金棒」と言わざるを得ない活躍を見せつけ、シーズンを2位で終え悲願のJリーグ昇格を決めた。
この年のユニフォームは白地に太めの黒のラインが3本入ったasics製のユニフォーム。胸スポンサーには伊藤ハムが入った。

【2001年のユニフォーム】KINGカズが加入

1998年を最後に伊藤ハムがスポンサーを下り、エースだった永島昭浩も引退。経営難に苦しんでいたこの時期、京都サンガでプレーしていた三浦知良が加入。加入初年度から主将を務めた。
21世紀最初のユニフォームは、白と黒のシンプルなストライプに白襟と「シンプル・イズ・ベスト」なデザイン。胸スポンサーは埋まっておらず、「VISSEL KOBE」とチーム名を入れていた。アウェイユニフォームには珍しい水色を採用していた。

【2004年のユニフォーム】楽天マネーが到来

ヴィッセル神戸に大きな変化が起こったのは2004年。楽天の三木谷浩史が社長を務める株式会社クリムゾンフットボールクラブがヴィッセル神戸の買収を発表、経営難が一気に解決に向かう。楽天マネーが投入されたことで、トルコ代表FWのイルファンや「浪速の黒豹」エムボマなどネームバリューがある選手を獲得することにも成功した。
改革元年とも言えるこの年のユニフォームは胸元の大きな楽天ロゴが目を引くデザイン。しかし、開幕を1週間後に控えた時期に三木谷オーナーが来シーズンからのチームカラー変更を発表。白・黒・アウェイユニフォームで使われていた水色を使ったユニフォームはこの年で最後となった。

【2005年のユニフォーム】チームカラーが変更に

三木谷オーナーが定めた新たなチームカラーはクリムゾンレッド。ホームユニフォームは、深紅一色で、ガラリと変わってしまった。
クリムゾンレッドは楽天グループのカンパニーカラーだが、それまでのクラブアイデンティティをひっくり返すということで当然ファンの反感を買った。アウェイユニフォームはシンプルな白一色、さらにはチームエンブレムの変更も決まり、もともとあったヴィッセル神戸の色はほとんど消え去る形になった。

【2016年の最新ユニフォーム】クリムゾンレッド×黒のストライプ柄

時は流れ、クリムゾンレッドも見慣れてきた2016年の最新ユニフォームは、クラブ初となるストライプ柄を採用。黒のストライプが5本入ったクリムゾンレッドのユニフォームだ。

袖と裾の部分には港町・神戸をイメージさせる船・碇・波模様を配したデザインとなった。また、右袖には【ユネスコ・創造都市ネットワーク「デザイン都市・神戸」】のロゴが入る。

出典 ヴィッセル神戸公式


胸スポンサーは楽天グループのRマークが継続。サプライヤーは引き続きasics、選手からも好評だったストレッチ素材を採用している。

まとめ

経営破綻の危機から楽天マネーによるチーム再建を経て、チームカラーまでが変わったことで、ヴィッセル神戸の歴代ユニフォームには他にはない大きな変化が見られる。来シーズンはどんな変化が待っているのか楽しみだ。