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平成5年 W杯初出場目前で「ドーハの悲劇」【平成スポーツハイライト】

2018 12/24 07:00SPAIA編集部
サッカー,ⒸShutterstock.com
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ロスタイムに悪夢の同点ゴール

迎えた運命の一戦。日本は前線にカズ、中山、長谷川健太が並ぶ4-3-3システムで臨んだ。

先制したのは日本。前半5分、長谷川のシュートのこぼれ球をカズが頭で押し込んだ。そのまま前半終了。他会場はサウジアラビア2-1イラン、韓国0-0北朝鮮という途中経過で、このままなら日本とサウジアラビアが出場権を得るという状況だった。

後半になると、攻勢を強めたイラクに一度は同点に追いつかれたが、後半24分に中山のゴールで2-1と勝ち越し。他会場ではサウジアラビアと韓国がリードを奪っていたため、日本は1点差を守り切る必要があった。そして、それは実現寸前に迫っていた。

夢のアメリカ大陸が見え始めた後半ロスタイム、コーナーキックのチャンスを得たイラクは意表を突くショートコーナーだった。カズが伸ばした足の先からゴール前にクロスが上がると、ニアポスト側にいたイラク選手がヘディングシュート。放物線を描いたボールは、反応できなかったGK松永成立の頭上を通過してゴールに吸い込まれた。 悪夢のような同点劇……。

ピッチ上の選手はへたり込み、途中交代してベンチから声援を送っていた中山はその場で倒れ込んだ。試合再開後、すぐに終了のホイッスルが鳴り、日本サッカー界の悲願は4年後まで持ち越された。

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