スター軍団ベルギー代表
8年ぶりにワールドカップグループリーグを突破した日本代表が、7月3日午前3時からのラウンド16で対戦するのは、イングランドを抑えグループHを首位で上がってきたベルギーとなる。
ベルギーには、GKのクルトワ(チェルシー)、DFのコンパニ(マンチェスター・シティ)、MFのデ・ブライネ(マンチェスター・シティ)、デンベレ(トッテナム)、FWのルカク(マンチェスター・ユナイテッド)、アザール(チェルシー)とまるでプレミアリーグオールスターの様な面々に加え、ナポリのFWメルテンス(ナポリ)までいる。
このメンバーからもわかるようにベルギー最大の特徴は3試合で大会最多の9得点を決めている攻撃力だ。枠内シュート数も大会トップである。
しかし、日本に全くつけ入る隙が無いわけではない。というのも、被シュート数は日本を上回る37本。実は攻撃を受ける回数も多いチームなのだ。
布陣は3-4-2-1。攻撃の時には前線の3人に加え両WBも上がってくるが、守備の時は全体的に下がり5-4-1に。今大会ではほとんど見ないが、Jリーグではよく見る布陣である。
この布陣の最大の特徴は、4バックのチームに対しては攻撃の時にそのままの立ち位置で相手選手の中間にポジションが取れること。つまり攻撃で個人の能力が発揮しやすい。ベルギーが狙っているのはまさにそこだ。