「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

今や国民的スポーツ!サッカーのオリンピック出場資格とは?

2016 10/27 18:11
サッカー
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by A.RICARDO / Shutterstock.com

サッカー競技は、夏季オリンピックにて行われます。オリンピックにおける男子サッカーは、1908年から公式種目となり、女子サッカーは、1996年から公式種目として行われています。世界中で誰からも親しまれるスポーツであるサッカーのオリンピック出場資格について改めて紹介します。

オリンピックサッカーの歴史

サッカーは、古くから世界中の人々に近しいスポーツとして親しまれてきました。サッカーというスポーツが確立される以前は、ボールを足で蹴る遊びとして、人類の誕生時期とほぼ同じくらいから存在したと考えられているそうです。
日本では、平安京の『蹴鞠(けまり)』として親しまれていました。そのため、オリンピック創成期には、すでにメジャーなスポーツとして知られていましたが、公式種目とされたのは、第4回ロンドンオリンピックのときでした。

オリンピック男子サッカーの出場資格

男子サッカーにおける個人のオリンピック出場資格は、年齢制限です。オリンピックでは、サッカー競技に限り、1992年のバルセロナオリンピック以降、出場資格に年齢制限が加えられました。そのため、メンバーは、U-23の選手と3人までのオーバーエイジ選手で構成されます。U-23は、オリンピックの前年12月31日に23歳未満であることが条件です。また、オーバーエイジは、オリンピックの前年12月31日に23歳以上であることが条件となります。

オリンピックサッカー競技における年齢制限

オリンピック男子サッカーの出場資格である年齢制限について説明します。
以前は、年齢制限なく行われていたオリンピック男子サッカーですが、次第にプロサッカー選手が参加するなどレベルの高い試合が行われるようになりました。
しかし、世界的にメジャーでであるサッカーの国際大会としては、国際サッカー連盟(以下、FIFA)主催のサッカー国際大会の最高峰、ワールドカップが存在します。次第にオリンピック男子サッカーは、開催年や試合内容などワールドカップとの差があまりなくなってしまいました。そのため、世界共通項目として、ワールドカップとの区別を実現するため年齢制限が設けられるようになりました。

オリンピック女子サッカー

オリンピック女子サッカーは、女子ワールドカップに並ぶ権威ある注目すべき大会とされています。個人の出場資格としても年齢制限などはなく、ベストメンバーによるチーム編成で試合に臨みます。また、メディアなどでは、なでしこジャパンとして度々大きく取り上げられ、盛り上がりを見せています。
女子サッカーは、男子サッカーと比べ、公式種目となったのが最近であること、また男子と比べ競技人口が少ないことからFIFAでは、女子サッカーの普及にとても協力的な面を見せています。

オリンピック予選大会

オリンピックサッカー競技では、FIFAワールドカップと同じく、各大陸ごとに出場権が与えられ、予選方式で出場権を得ることができます。
男子サッカーにおける出場枠は、ヨーロッパが4、アフリカが3、アジアが3、南米が2、北中米カリブ海が2、オセアニアが1と割り当てられています。女子サッカーにおける出場枠は、ヨーロッパが3、アフリカが2、アジアが2、南米が1、オセアニアが1と割り当てられています。日本はアジアの出場枠の中に入ることで出場権が得られます。

まとめ

オリンピックサッカー競技では、世界的なメジャースポーツということと、男女の違いで出場資格は異なりました。しかし、どの大会においても選手たちの努力は本物です。その勇姿を世界中で応援し、盛り上げていきましょう。