【大本命？】2018年ワールドカップ！フランスのグループC注目ポイント

グループC通過濃厚のフランスとプレーオフ勝者の3ヶ国

抽選の結果、グループCにはフランス、オーストラリア、ペルー、デンマークの4ヶ国が名を連ねた。

フランスはヨーロッパ予選のグループAを首位で通過し、優勝候補として下馬評通りのプレーを披露。しかし、フランス以外の3ヶ国はいずれも大陸間でのプレーオフ、ヨーロッパでのプレーオフを経てのギリギリの参加となっている。
この状況だけを鑑みれば、フランスのグループステージ突破は堅いが、その他の３ヶ国は泥沼の様相を呈する気がする。

それだけフランス代表のメンバーにはタレント揃いで、他の３ヶ国との力の差は歴然なのだ。その他の3ヶ国にもタレントがいないわけではないが、フランス代表の面々と比べるのは少し無理があるだろう。

グループCの日程を確認、フランスの初戦はオーストラリア

ここでグループCの日程を確認しておこう。記載する日時は日本時間のものだが、あくまでも予定であり、多少のズレが生じる可能性がある。

 

• 6月16日開催　日本時間19：00キックオフ　フランスVSオーストラリア
• 6月17日開催　日本時間1：00キックオフ　ペルーVSデンマーク
• 6月21日開催　日本時間21：00キックオフ　デンマークVSオーストラリア
• 6月22日開催　日本時間0：00キックオフ　フランスVSペルー
• 6月26日開催　日本時間23：00キックオフ　デンマークVSフランス
• 6月26日開催　日本時間23：00キックオフ　オーストラリアVSペルー

 

フランスの初戦は16日、対戦国はオーストラリアとなっている。

来たるフランスの黄金時代！優秀な若手が居並ぶピッチ

EURO2016あたりからのフランス代表は、この先10年にわたるであろう黄金時代を予感させるタレントが続出している。
ポール・ポグバ、コランタン・トリッソ、アントニー・マルシャル、キリアン・ムバッペ、アントワーヌ・グリーズマンといった優秀な選手が豊富で、特にムバッペのような10代後半で大ブレイクを果たしたような選手もいるのだ。
ムバッペのブレイクを短期的なものであるとする見方もあったが、そんなことはなかった。今後10年は第一線での活躍が見込まれる選手だ。

彼らの他にもフランスには優秀な選手が多くいる。EURO2016では辛酸を嘗めたが、その経験は無駄にはなっていない。
本当に優秀で、本当に強い集団は時間をかけてじっくりと熟成されていく。その集団を作れるだけの素材はすでに揃っており、後は経験を積むだけ。フランスはこの大会を通して、またさらに強くなっていくはずだ。

デンマークの注目選手！エリクセン&クリステンセン&シュマイケル

グループCでは敵なしに見えるフランスだが、その対抗馬となりうるのがデンマークだ。実はデンマークにはプレミアリーグで活躍する選手が何人かいる。
なかでもゴール前でチャンスを作り出せるクリスティアン・エリクセン。卓越した足技でゴールを守るアンドレアス・クリステンセン。
レスター・シティFC優勝の立役者の1人であるカスパー・シュマイケルらが有名だ。

多くの外国人選手らで盛り上がるプレミアリーグでの経験が豊富な彼らであれば、フランスやその他の国々と対峙しても器用に立ち回れるだろう。
また彼らの他にも、AFCアヤックス所属のカスパー・ドルベリの活躍にも期待できる。スピードとパワーを兼ね備えた、注目の若手FWだ。

グループC突破のカギは粘り強さ

グループC突破の可能性が濃厚なのは、やはりフランスだ。他の3ヶ国は、このフランスからどれだけ得点を奪われないかがカギのように思える。
フランスに勝てば万々歳であることは言うまでもないが、引分けでも十分だろう。しかし、負けた場合に得失点差を広げるのはよろしくない。
フランス相手にはいかに粘るか、他の国からいかに勝点を奪い得失点差を広げられるかがポイントだ。

フランスの技巧的なサッカーは、集中力を切らした瞬間に一瞬でゴールを決めてくるだけの強さがある。引いて守っても両翼からえぐるようなパスワークとドリブル、そして中盤のポグバらからのミドルシュートが飛んでくる可能性も高い。
どのポジションにも極めて優秀なメンバーが揃っているからだ。

選手個々人の力量の差はあれど、粘り強く戦うだけの集中力であれば、他の3ヶ国にも対抗できる可能性がある。
優勝候補筆頭のフランスは無事勝ち上がることができるのか、あるいはその見込みを覆すダークホースは現れるのか。グループCの対戦に注目したい。