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【変幻自在】彼を止める者はもういない!イスコという魔法使い

2017 9/13 14:03dai06
イスコ選手
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ハメスの不調で水を得たイスコ

2014年に加入しイスコの試合出場を阻んだハメスだったが、コンディションの維持ができなかったことや、私生活の乱れ、ジネディーヌ・ジダン監督(以下、敬称略)との不和が噂されるようになり、出場機会が少なくなっていく。
そのなかでイスコは2016-17シーズンに調子を上げ、ハメスを押しのけるような活躍をするようになる。リーグでは30試合に出場し、10得点を挙げる活躍を見せた。

ジダンはこのシーズンでローテーション制をとっていたため、多くの選手のプレー時間が短くなったものの、一瞬一瞬の切れ味が増していた。イスコはこの流れに問題なくついていけたが、ハメスはこの流れについていけなかった。

2017-18シーズン、他のクラブへの完全移籍を噂されたハメスだったが、選んだのはバイエルンへの2年間のレンタルだった。バイエルンにはかつて自分をマドリードに連れてきたカルロ・アンチェロッティ監督(以下、敬称略)がおり、ハメスがレンタルを決断したのも彼の存在が大きい。

かくしてイスコの最大のライバルはマドリードからいなくなった。ジダンの下でイスコは水を得た。

魔法を使うイスコとマドリードの攻撃

サッカー選手には「魔法使い」と称される選手が何人かいる。魔法使いはテクニカルなパスやシュートを放ち、試合展開を変えられる選手のことを指す。
イスコの同胞で挙げるなら、サンティ・カソルラ選手やセスク・ファブレガス選手、同じくバレンシアに所属していたシルバなどがそうだろう。

イスコの愛称は魔法を意味する「マヒア」だ。
ドリブルスピードはあまり速くはないが、キレは十分だ。1つ1つのタッチが柔らかく、足元に吸い付くようなドリブルを得意とする。そしてそのドリブルの最中に、針の穴に糸を通すがごとく正確なパスを繋いでいく。しかも、イスコの場合はマイナス方向(自分よりも後ろの方向)に向かってパスを出すのも得意だ。

相手選手からすれば、変幻自在のイスコの動きについていくことが難しく、味方選手にとってはイスコのプレー1つで試合の流れを変えるチャンスが生まれる。

マドリードの攻撃は、クリスティアーノ・ロナウド選手とギャレス・ベイル選手の両翼からのカットインを持ち味としているが、イスコやカゼミーロ選手らの台頭に従って中央からの崩しもできるようになった。さらには、トニ・クロース選手やルカ・モドリッチ選手らのロングパスもアクセントになっている。つまり、いつどこからでも相手を崩せるのが近年のマドリードだ。

2015-17シーズンのCL連覇もこの多彩な攻撃パターンによってもたらせたものだ。マドリードは対戦相手に応じて、臨機応変に戦うことができる。

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