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【元祖サッカー王国】静岡県のサッカー強豪校5選

2016 8/20 14:15
サッカー キック
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Photo by makieni/Shutterstock.com

清水エスパルスとジュビロ磐田という2つのビッグクラブを持つ静岡県は、日本一のサッカー王国といっても過言ではない。Jリーガーを多数輩出している静岡県の高校サッカーはレベルが高い。その中で強豪校といわれる学校を5校紹介したい。

静岡サッカーの伝統校「藤枝東高等学校」サッカー部

藤枝東高校は静岡県藤岡市に位置する県立高校だ。サッカーのまち・藤枝を代表する存在で、男子学生は全員サッカーシューズをもっていたり、地域住民が練習を見に来るなどサッカー文化が根付いている。昭和初期からサッカー部は全国大会で強く、1968年メキシコ五輪の銅メダルメンバーも輩出している。
全国高校選手権には24回出場し、優勝4回、準優勝3回、ベスト4に5回という成績を残している。現日本代表でキャプテンを務める長谷部誠選手の母校としても有名だ。

キングカズの母校「静岡学園高等学校」サッカー部

静岡市葵区にある静岡学園高等学校は「静学(しずがく)」と呼ばれ、緑と黄色の静学カラーは高校サッカーファンにはおなじみとなっている。カズこと三浦知良選手の母校としても有名だ。
全国高校選手権には11回出場し優勝1回、準優勝1回、ベスト4に1回という成績を残している。全国ユース選手権でも準優勝1回、ベスト4に1回を果たしており、高校サッカーの中でも高い個人技と多彩なパスワークを主体としたチームとして存在感を放っている。

清水商業の伝統をつぐ「清水桜が丘高等学校」サッカー部

静岡市清水区にある静岡市立清水桜が丘高等学校は「清商(きよしょう)」の愛称で呼ばれた清水商業と県立庵原高等学校が2013年に統合して生まれた学校である。清商時代には選手権で優勝3回、高校総体で優勝4回、全日本ユース選手権で優勝5回という成績を残し、全国に名前を知られた。
サッカー部OBには小野伸二選手や川口能活選手などのたくさんのJリーガーを輩出している。2015年の静岡大会では決勝で藤枝東に惜しくも破れたが、再び全国の舞台で活躍が期待されている。

堅守で強豪に挑む「常葉学園橘高等学校」サッカー部

静岡市葵区にある中高一貫校の常葉学園高等学校は、強豪がひしめく静岡県の中でも力をつけてきた高校だ。普通科には総合進学コースと総合芸術コースがあり、美術や音楽を専攻できるなどの特色をもっている。高校野球では2年連続で甲子園に出場するなど、スポーツにも力をいれている。
サッカー部は2005年と2012年には強豪ひしめく静岡大会を堅い守備と持ち前の勝負強さで勝ち上がり、全国高校選手権出場を果たした。2016年には高校総体中部地区大会で優勝と調子を上げている。

サッカーのまち・藤枝の強豪「藤枝明誠高等学校」サッカー部

静岡県藤枝市に位置する藤枝明誠高等学校は、レベルの高い文武両道を掲げていて進学とスポーツ両方に力をいれている。サッカーのまち・藤枝にある学校として常に県大会上位の常連校だったが、2009年に県大会決勝で強豪清水商業を圧倒し、念願の全国高校選手権初出場を果たした。
選手権では強豪校の国見高校を4-1で破るなどの健闘をみせ、準々決勝まで進出している。2016年には2年ぶりにプリンスリーグ東海に昇格を果たし、好調な戦いを維持している。

まとめ

元祖サッカー王国である静岡県の高校サッカーはたくさんのJリーガーを輩出している。未来のスターたちの今後の活躍に益々期待がかかる。