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【U20‐ワールドカップ2017総評】激闘の大会で感じた新たな予感

2017 8/3 12:07dada
スタジアム
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不振のリーグとは無縁のイタリアU20代表

イタリアのリーグであるセリエAは、ユヴェントスFCを除いて戦力のダウンが続いている。 多くのスター選手が流出し、クラブの看板と呼べるような選手が不足。当然収益も期待できず、経営が厳しいクラブも少なくない。かつての黄金時代は遠い日のことのようだ。
名門と呼ばれたACミランやインテルナツィオナーレ・ミラノは、上位を争ってはいない。常に寂しい風景が広がっている。
しかし、U20代表の方は不振とは無縁のようだ。結果的には3位で大会を終えたが、未来は明るい。ロランド・マンドラゴラ選手のパスワーク、ベストイレブンにも選出されたNEXTロッベンことリカルド・オルソリーニ選手(以下、敬称略)の突破力は素晴らしかった。
オルソリーニは縦への突破力に加えて、カットインしてのゲームメイクが非常に上手い。自身にマークを引きつけて、味方の攻撃をサポートすることができる。まだ若い相手DF達は彼の動きに翻弄され、いくつもの危険な場面を作られた。オルソリーニの方は弄ぶかのようにキレキレな動きを続けていた。
また、今回の大会には出場していなかったものの、ジャンルイージ・ドンナルンマという天才GKもイタリア代表に存在している。彼はすでにA代表でもプレーしており、これからのサッカー界のトップを走るであろう逸材だ。
彼らのような有望な若手が存在する国のリーグは、いつか必ず日の目を見る。今は不振であっても、彼らがベテランと呼ばれるようになる頃には、世界の勢力図を塗り替えている可能性は大いにある。

惜しかった日本代表!久保建英にかけられた期待

日本代表は、決勝トーナメントでベネズエラに敗れてしまった。しかし、延長戦に持ち込んでの敗北だっただけに、その先に進めなかった可能性はゼロではないだろう。むしろ攻撃力の爆発していたベネズエラをここまで抑えた守備陣のクオリティの高さは賞賛すべきだ。前半18分のGK小島亨介選手のセーブも素晴らしかった。
後半63分には久保建英選手(以下、敬称略)を投入。久保は、今回の日本代表では唯一の2000年代生まれだ。U20の代表と言うことで緊張もあったのか、この試合では思うように試合に絡むことができなかった。試合はこのまま膠着状態に陥り、延長戦に突入したのだった。
久保は他のU代表やJリーグでもプレーしていることもあり、疲労が溜まっているような気がしてならない。FCバルセロナでの経験を積んだこともあり、「日本のメッシ」として大きな期待も寄せられている。 このU20代表での不調は非難できない。いくら有望とはいえ若過ぎる。あまりプレッシャーをかけることなく、長期的な目で育てていきたい存在だろう。

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