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【いったい誰だ?】シザースが得意なサッカー選手を解説!

2017 7/12 14:39dada
サッカー,ロナウド
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Photo by Marcos Mesa Sam Wordley / Shutterstock.com

サッカーのスキルの1つである「シザース」について紹介していく。 技の概要やこのスキルを得意としている選手、発揮される場面についても触れていく。 サッカーが好きな方はぜひご覧いただきたい。

シザーズとはハサミのこと。どのような場面で使うのか?

シザースは「ハサミ(鋏)」を指す言葉で、主に相手選手と対峙する時に使われる。相手選手の方にボールを持ち込みながら、両足でボールをまたたぐ。何度かまたいだ後、最後のタッチで相手を抜き去るというテクニックだ。
この技は、1990~2000年代初頭に活躍したブラジルのロナウド氏によって広く知られるようになった。 大前提として、ボールをまたぐ際に脚をボールにぶつけてはならない。更にまたぐスピードの速さ、最後のワンタッチで抜き去る方向にも配慮が必要だ。

シザースの開拓者!元祖ロナウド

前述の通り、シザースはロナウド氏によって有名になった。なおポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド選手の登場により、彼は「元祖ロナウド」とも呼ばれるようになった。
ロナウド氏は圧倒的なスピードとパワーを武器に得点を量産したが、その背景には速く正確なシザースがあった。相手選手と対峙するや否やすぐさまシザースを繰り出して相手を翻弄、一瞬の隙をついて抜き去ると、そのままゴールへ急加速。後の結果はお察しの通りだ。

シザースから強烈ミドル!クリスティアーノ・ロナウド

現代のロナウド、クリスティアーノ・ロナウド選手も、シザースの名手として有名だ。
彼の長い脚から繰り出されるシザースには優雅さが漂い、独特の時間の流れが感じられる。いつシザースをやめるのか、いつ抜き去ろうとしてくるのか、そのタイミングが非常に図りづらいシザースなのだ。
さらに、ロナウド選手の場合は、シザースからミドルシュートに移る動作が自然だ。それでいて、目を見張るような強烈なシュートを放つことができるので、相手DFにとってはたまったものではない。

味方を活かすシザース!香川真司

日本代表で活躍する香川真司選手も、シザースが得意な選手の1人だ。
香川選手は、味方との連携をとるのが非常に巧みで、ボールを受けると味方選手とパスで連動しながら前へ進む。その最中には正確なシザースがあり、香川選手の場合はシザースから味方へのパスにつなぐシーンが多いように見受けられる。シザースを使うことで攻撃の緩急と味方の動き出しをサポートする時間を作ることができるのだ。
代表戦で香川選手のプレーが観られることも多いので、ぜひ観察してみてほしい。

日本のレジェンドも!キング・カズ

キング・カズこと、三浦知良選手もシザースが得意だ。
南米で腕を磨いた三浦選手は、本場仕込みのシザースを日本のファンにも披露し、多くのサッカー少年が真似るようになった。たくさんの数をまたぎ、これでもかというほどDFを引き付ける姿は観客を楽しませてくれた。
50代を迎えた三浦選手がシザースを披露する機会は少なくなったものの、ピッチに立った時の存在感やカリスマ性はさすがといったところだ。これからの現役生活にも期待したいものだ。

まとめ

シザースは相手を抜き去る時に使われることが多いスキルだが、選手によっては味方へのパス出しの際に使うこともある。 香川選手や三浦選手など、日本の選手でも得意とする選手が多い有名なスキルの1つだ。 観戦の際はぜひ注目してみてほしい。