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沖縄県の雄!那覇西高校サッカー部の歴史や強さの秘訣に迫る!

2017 5/15 09:56kounotori
サッカー
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出典 makieni/Shutterstock.com

沖縄県内で随一の強さを誇る那覇西高校サッカー部。しかし、第95回全国高校サッカー選手権大会では、2年連続15回目の出場こそ果たしたが、結果は残念ながら初戦敗退だった。那覇西高校サッカー部の歴史や注目選手、そして2017年度の動向を探っていこう。

沖縄の雄! 那覇西高校サッカー部の歴史と経歴

1986年に創部した那覇西高校サッカー部。沖縄県勢では最多となる15回も全国高校サッカー選手権大会に出場するなど、沖縄高校サッカーを牽引する存在として知られている。3回目の出場となった第73回大会(1994年度)では、PK戦を2度制してベスト8に進出した。
さらに、2005年に開催された全国高校総合体育大会では、強豪として知られる千葉県代表の流通経済大学付属柏高校や茨城県代表の鹿島高校を破って決勝に進出するなど、全国に那覇西サッカー部の強さを知らしめてきた。

那覇西高校サッカー部出身のプロサッカー選手

那覇西高校サッカー部は、日本代表の選手こそいないが、プロサッカー選手を過去に輩出してきた。まず、名古屋グランパスエイトでも活躍した経歴を誇る喜名哲裕氏。全国高校サッカー選手権73回大会でベスト8の立役者となった喜名哲裕氏は、同大会で50メートルにもおよぶドリブル突破からゴールを決めるなど、高校サッカーファンを魅了した。2017年現在、ヴィッセル神戸のチームスタッフとして活躍する仲里航氏、FC琉球でも活躍した比嘉雄作氏など、計5人のプロ選手を輩出している。

全国高校サッカー選手権大会は過去15回出場

2大会連続15回目の出場となった第95回全国高校サッカー選手権大会では、4-2-3-1の基本陣形を取った那覇西高校サッカー部。決定力に絶対の自信を持つワントップを筆頭に、パスセンスの光る司令塔やひとりでも切り開くドリブラーなど、タレント揃いのチーム編成だった。
普段から走り込み合宿を実施するなど、体力面では全国随一の那覇西高校サッカー部だったが、同大会では、初戦となる2回戦で富山代表の富山第一高校に1-4で敗れてしまった。

2017年注目の選手は点取り屋のFW東風平朝志選手

2017年の那覇西高校サッカー部において、もっとも注目すべき選手はFWの東風平朝志選手だ。1999年6月10日生まれの3年生で、2年生時となる第95回全国高校サッカー選手権大会の沖縄県予選では、全25ゴール中7ゴールを叩き出し、優勝に大きく貢献した。
特筆すべきは、味方選手が中盤でボールを持った際に繰り出す裏への飛び出し。絶妙なタイミングでDFの背後に回ってボールをもらう動きは、超高校級といっても過言ではない。

2017年の那覇西高校サッカー部の予想

2014年に3年ぶりの参戦を果たしたプリンスリーグ九州2部だったが、2017年は那覇西高校サッカー部のプリンスリーグへの参入はない。そこで懸念されるのが、他県の強豪チームとの実戦不足だ。県内では随一の強さを誇る那覇西高校サッカー部だが、94回・95回全国高校サッカー選手権大会では初戦敗退するなど、近年全国大会では決して良い成績を残していない。
強豪との実戦が少なくなっている今だからこそ、組織力の強化に励んで、2017年度は全国で活躍して欲しいものだ。

まとめ

沖縄県内では1、2の強さを誇る那覇西高校サッカー部だが、近年は全国であまりいい成績を残していない。2017年は注目のFW東風平朝志選手を筆頭に組織力を強化して、ベスト4以上に進むことを期待しよう。