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ルーテル学院高校サッカー部は、歴史が浅いものの全国出場4回!

2017 5/15 09:56kinsky
サッカー
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出典 makieni/Shutterstock.com

ルーテル学院高校サッカー部は、2016年4回目の全国高等学校サッカー選手権出場を果たした熊本県有数のサッカー強豪校だ。これまでの軌跡を振り返るとともに、2017年の活躍を展望してみよう。

創部7年目にして全国高等学校サッカー選手権に初出場

ルーテル学院高校は、熊本県熊本市にある中学校を併設している中高一貫校の高校だ。九州女学院として1926年に設立され、2001年に男女共学校として現在の名称に変更された。サッカー部は2001年に創部され、2017年で17年目を迎えた。
創部7年目の2007年に初めて全国高等学校サッカー選手権に出場したが、この時は初戦で敗退した。その後2016年度まで計4回出場しており、現在は熊本県におけるサッカー強豪校としての地位を築いている。

2009年には強豪の帝京を破るなどでベスト8に

ルーテル学院高校は2009年の熊本県予選で、前年全国で8強まで進んだ大津高校を破るなど強豪相手に勝ち抜き、2度目の全国高等学校サッカー選手権出場を果たした。
初戦で開幕戦を引き、対戦相手は東京のサッカー強豪校として全国にも名が知れている帝京高校だったが、見事に勝利した。2回戦は富山第一高校に2対0で勝ち上がり、3回戦では同じ九州の日章学園と対戦してPK戦で勝ちをもぎ取り、ベスト8という最高の結果を残した。

小野監督は就任1年目でサッカー部を全国大会に導く

ルーテル学院高校サッカー部の監督は小野秀二郎氏で、大津高校から駒大を経て一般企業勤務や海外でのサッカー指導を行い、2003年からルーテル学院中学サッカー部コーチに招聘された。そして2009年からルーテル学院高校の教員に採用され、同時に監督に就任した。
監督就任1年目にして全国高等学校サッカー選手権で8強入りという成績を収め、指導力が高く評価された。ルーテル学院高校サッカー部の「人として、サッカー選手として一流」というモットーを守り続けている。

2016年は初戦で敗退し、涙を飲む結果に

ルーテル学院高校サッカー部は、2016年、5年ぶり4回目の全国大会出場を目指し熊本県予選に挑んだ。3回戦に登場したルーテル学院高校は、北稜高校相手に22対0という記録的ゴールラッシュで圧倒勝ちを収め、続く4回戦、準々決勝も勝ち進み、準決勝で最大の難敵大津高校に辛くもPK戦で勝利。そして決勝で熊本国府を2対1のスコアで破り、全国高等学校サッカー選手権への出場権を獲得した。
過去最高のベスト8以上を目標に、ルーテル学院高校は初戦に挑んだが、福島県の尚志高校に2対4で敗れた。

2017年、海外遠征などを行い強化。全国大会2年連続出場へ

全国大会での初戦敗退をバネに、ルーテル学院高校サッカー部は2017年、「より強く」を求めて動き出した。1月の新人戦、3月の県下高校サッカー大会などを行い、4月にはスペインのマドリードに遠征し、サッカー大国の試合観戦や練習試合などを行った。
2017年の目標は夏・冬の全国大会出場だ。特に全国高等学校サッカー選手権の2年連続出場が究極の目標となっている。

まとめ

部としての歴史はまだ浅いものの、ルーテル学院高校サッカー部は今や熊本県で1、2を争う実力をもつ強豪校となっている。昨年は4回目の全国高等学校サッカー選手権出場を果たし、2年連続出場なるかが注目だ。