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全国制覇経験校も!九州の女子サッカー強豪校のご紹介

2017 5/8 10:55芝田カズヤ
サッカー
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Photo by Michael Chamberlin/Shutterstock.com

世界中に興奮の渦を起こすサッカー。日本では近年中学、高校のチームが増えているなど女子サッカーへの注目も集まりつつあります。今回は高校チームに焦点を当て、その中でも九州地方の強豪校を紹介したいと思います。

九州女子高校サッカーを引っ張る!神村学園高等部

最初に紹介するのは鹿児島県の神村学園高等部です。学校名を聞いて知っているという人もいるかもしれません。それもそのはず、野球部は春の選抜大会で準優勝の経験があるほか、女子野球部は全国優勝の経験もあります。
サッカーに関しても男子は全国大会に出場経験もあるなど、学校全体で多くの全国レベルの部活が存在します。女子サッカー部も全国レベルの部活動の1つで、これまでに高校選手権で2004年と2005年に連覇を果たしているほか、毎年3月に行われる選抜高校女子サッカー大会という全国の高校が集まる選抜大会で2000年から2004年にかけて5連覇を達成するなど、九州だけでなく全国レベルでの強豪です。
神村学園は中高一貫で中等部にも女子サッカー部があります。6年という長いスパンで指導できるだけでも大きなメリットになりますが、中等部は高等部同様全国大会に出場するレベルのチームであり、中等部からの積み重ねが高等部の強さにつながっているのです。

九州に初の選手権タイトルをもたらした!鳳凰高校

続いて紹介するのはこちらも鹿児島県にある鳳凰(ほうおう)高校です。1996年創部の女子サッカー部は、神村学園が選手権を制覇した2004年の1年前、2003年に選手権で優勝していて、これまで未踏の地であった九州に選手権の優勝タイトルを初めてもたらしました。まさに九州の女子サッカーの歴史の1ページを作ったチームだと言えます。
その後もチームは選手権で2007年優勝、2008年準優勝と好成績を収め、全国レベルの強豪として活躍しています。チームには日本サッカー協会公認の上級指導者ライセンスを持つ指導者がいるほか、ゴールキーパーの指導者もいて恵まれた環境でサッカーに取り組むことができます。そういったこともあってか、九州圏外からの選手も入学してくるそうです。
先ほど紹介した神村学園と同じ鹿児島のチームということで今後鹿児島県から九州の高校女子サッカーを盛り上げてくれるのではないでしょうか。

なでしこリーグのチームの母体となったチーム!福岡女学院高校

最後に紹介するのは福岡県にある福岡女学院高校です。1986年に創部されたチームは現在では別の組織となっていますが、なでしこリーグ3部に所属する福岡J・アンクラスの母体となったチームという珍しい歴史を持ちます。
そんな福岡女学院は2016年の高校選手権に初出場を果たしました。部としての歴史は高校女子サッカーの中でも比較的長い歴史を持ちますが、全国ではまだまだヒヨッコ。残念ながら初出場の全国大会は初戦敗退で終わりました。しかし、福岡女学院が今後全国で活躍していくのではないかと思わせてくれる要素があります。
それは中学校の存在です。先ほどの神村学園同様、福岡女学院も中高一貫教育で、中学にも女子サッカー部があり、しかもこちらも中学が全国大会に出場しているのです。先ほども説明したように、中高一貫教育によって、長期での一貫指導によるチーム作りが可能となります。全国大会に初出場した高校にとって、中学校の存在が今後の九州、全国での活躍のポイントになるのではないでしょうか。

まとめ

ここまで九州の女子高校サッカーの強豪校について紹介してきました。全国制覇の経験を持つチームもいれば、全国初出場で今後の活躍が期待されるチームもいます。さらに今回は紹介できませんでしたが、ほかにも全国レベルのチームがあるので、しばらく全国のタイトルから遠ざかっている九州に再びタイトルが届く日も近いかもしれません。