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なでしこリーグに選手輩出!近畿での女子サッカー強豪校を紹介します

2017 4/12 12:06芝田カズヤ
サッカー
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出典 Alexander Kochkin / Shutterstock.com

サッカー男子日本代表に比べて女子日本代表は、テレビ中継などは少ないですが、世界では男子以上の結果を次々と残しています。この背景の1つには多くの代表選手を輩出してきた高校女子サッカー部の存在があります。そこで今回はそんな高校女子サッカー部の中でも近畿地方の強豪校を紹介します。

インターハイ4連覇の快挙!日ノ本学園

最初に紹介するのは兵庫県姫路市にある日ノ本学園高校です。女子高校サッカー界においては強豪として有名なチームであり、全国高等学校女子サッカー選手権大会でのタイトル獲得数は宮城県の常盤木学園高校に次ぐ3回です。東の強豪が常盤木学園なら西の強豪は日ノ本といったところでしょうか。
また高校サッカーの夏の全国大会であるインターハイでは、女子サッカーは2012年から始まっているのですが、なんと初年度の2012年から2015年にかけて4連覇を果たしています。男子のインターハイでも最高は2連覇なので、4連覇がいかに偉業であるかということがわかるかと思います。
このような強豪校なのでOGには卒業後になでしこリーグでプレーする選手もいるなど、高校年代トップクラスのチームとして、女子高校サッカー界を引っ張る存在となっています。

2016年選手権のファイナリスト!大商学園高校

続いて紹介するのは大阪府豊中市にある大商学園高校です。大商学園は2016年の第25回高校女子サッカー選手権大会で、初の決勝進出を果たしました。残念ながら同じく決勝に初進出し初優勝を目指していた東京の十文字高校に0-1で惜敗してしまいました。初優勝は次回大会以降へのお預けとなってしまいましたが、大商学園が次回の大会で優勝できるのでは?と思わせてくれるデータがあります。
大商学園は、決勝に初進出した第25回大会で9大会連続9回目の出場でした。実は、その9大会を通して一度も成績を落としていないのです。どういうことかというと初出場の第17回大会では初戦敗退、翌第18回?20回大会までは初戦を突破し2回戦敗退、21回大会では2回戦を突破し初めて準々決勝まで進むと22、23回大会も準々決勝まで進出、24回大会では初めて準決勝まで来て、25回大会では決勝進出と少しずつ着実に成績を上げてきているのです。
こうなると、残されているのは優勝しかないということで次回大会以降に期待がかかります。

歴史は浅いが急成長を遂げたチーム!大阪桐蔭高校

最後に紹介するのは大阪府大東市にある大阪桐蔭高校です。大阪桐蔭といえば野球をイメージする人も多いかと思いますが、野球に関わらず多くのスポーツが強豪であるほか、進学にも力を入れていて、まさに文武両道の学校と言えます。サッカーに関しても男子、女子共に全国大会に出場するレベルにあります。 女子サッカー部の創部は2006年と歴史は浅いですが、創部2年目の2007年には全国高等学校女子サッカー選手権大会に初出場を果たすと、2010年の2度目の出場ではベスト8、2011年には準優勝と創部間もないチームながら急成長を果たしてきたチームだと言えます。
チームの成長の背景にはサッカー環境の充実があり、例えば練習をするのは人工芝のグラウンドで、日本サッカー協会公認の上級指導者ライセンスを持っている指導者がいるほか、ゴールキーパーの専門トレーニングを行ってくれる指導者もいます。また、中学生や小学生年代を対象とした下部組織を持っていてそのチームを卒業した選手が大阪桐蔭や他のチームに進みサッカーを続けているそうです。
このように歴史は浅いながらも、サッカーに取り組むには最高の環境が用意されているのが大阪桐蔭です。

まとめ

ここまで近畿地方の女子高校サッカーの強豪校について紹介してきました。日ノ本学園のようにトップクラスのチームや大商学園のように少しずつ確実に成長しているチーム、新進気鋭のチームながら急成長を遂げている大阪桐蔭など、魅力的なチームが多く存在します。ぜひ近畿地方の女子高校サッカーに注目してみてください。