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中国地方の女子サッカー強豪校!全国レベルで活躍するチームを紹介します

2017 4/11 15:24芝田カズヤ
サッカー
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出典 Hannamariah/Shutterstock.com

みなさんは女子サッカーの試合を見たことがありますか?男子に負けず劣らず白熱した試合展開が見られる女子サッカーですが、その注目度は男子に比べると正直まだまだです。そこで今回は女子サッカーに興味を持ってもらうため女子高校サッカーに焦点をあて、その中でも中国地方の強豪チームを紹介します。

男子高校サッカーの名門は女子も強かった!作陽高校

最初に紹介するのは岡山県津山市にある作陽高校です。作陽高校といえば男子サッカー部は全国大会の常連校で過去には高校選手権で準優勝の経験もある名門です。そんな作陽高校には女子サッカー部もあり、全国レベルで活躍しています。作陽高校女子サッカー部の創部は2005年と歴史は浅いものの、これまでに高校選手権には2016年の第25会大会時点で9年連続9回目の出場を、インターハイにはこれまで2013年~2016年にかけて4年連続出場しており、2016年は準優勝という成績を残しています。
作陽の背景にはなでしこリーグチームとの連携があります。作陽高校は岡山県の北部に位置する高校なのですが、同じく北部の美作市にはなでしこリーグに所属する岡山湯郷Belleがあり、作陽高校女子サッカー部は湯郷Belleの下部組織「作陽レディース」として活動しているのです。下部組織にすることによってチーム間での連携が可能となり、例えば湯郷Belleの選手を作陽高校の職員として雇用したり、選手が高校生のコーチを務めたり、合同練習を行ったりと両チームにメリットをもたらしています。

中国地方の双璧をなすチーム!広島文教女子大学付属高校

続いて紹介するのは広島県広島市にある広島文教女子大学付属高校です。チームの創部は2000年とこちらもそれほど長い歴史があるわけではありませんが、選手権には2016年の第25回大会までに11年連続11回の出場を果たしているほか、インターハイにも2度の出場経験があります。
先ほど紹介した作陽高校とともに中国地方の強豪校であり、長年ライバル関係にあるといえます。2016年の選手権中国地方予選の決勝では作陽高校と対戦しPK戦にまでもつれ込む接戦を制して中国地方予選で優勝を果たしているなど、作陽高校との実力は互角です。中国地方は女子高校サッカーチームの数が少なく、実力差も少なからずあります。ですので、広島文教女子大学付属高校は中国地方の女子高校サッカーを引っ張る存在として活躍が期待されます。

出来たばかりなが着々と成長!高梁日新高校

最後に紹介するのは岡山県高梁市にある高梁日新高校です。初めて聞く高校だという人もいるかもしれません。高校自体は1904年設立と100年以上の歴史を持っていますが、 女子サッカー部の創部は2011年とかなり最近出来たばかりのチームです。しかし歴史は浅いながらもすでに全国大会には2014年、2015年の選手権に2度出場するなど一気に成長しています。
そんなチームの特徴は、なでしこリーグ所属のチームの下部組織であるということです。高梁日新高校のある高梁市には吉備国際大学という大学があり、大学の女子サッカー部は吉備国際大学Charmeとしてなでしこリーグに参戦中です。そんなCharmeの下部組織として活動しているということもありトレーニングマッチを行うなど高いレベルのサッカーを経験することが出来ています。このような上のレベルのサッカーを体感することで、高梁日新高校は一気に力をつけてきたのではないでしょうか。
ちなみに、2017年1月に行われた岡山県の新人戦の決勝では、作陽高校相手に1-0で敗れたものの1点差という僅差の試合を演じるなど、今後の飛躍が期待されます。

まとめ

ここまで中国地方の女子高校サッカーの強豪校を紹介してきました。地域として決してチーム数が多いわけではありませんが、今回紹介した3チームはそれぞれの特徴を持ち、全国レベルで活躍しています。これらのチームが先頭に立ち中国地方の女子高校サッカーを引っ張って行ってくれることに期待したいと思います。