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【えぎっぽあがる】茨城県のサッカー強豪校5選

2016 7/28 19:12
カシマスタジアム
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Jリーグ・鹿島アントラーズのお膝元でもある茨城県は、高校サッカーもハイレベルだ。チームが掲げるユニークなサッカー像やモットー、特徴ある練習方法など全てが強さに繋がるだろう。

スペインで磨かれたサッカー、鹿島学園高等学校

鹿島学園高等学校は、鹿島市にある私立高校だ。 目指すサッカー像は、「基本に忠実でありながら、情熱的に熱く激しく、そして美しさ楽しさを忘れないサッカー」、「夢があるから強くなる」というユニークなキーワードを大事にしている。 これまで全国高校サッカー選手権に7回出場で、ベスト4(3位)が最高成績だ。2003年からは、現部長である鈴木雅人監督の下、3年連続出場を果たし、全国総合体育大会にも5回の出場経験がある。 直近では、第58回関東高等学校サッカー大会茨城県大会で優勝するなど、どの大会でもベスト4以上に入ってくる常連校だ。 鹿島学園のサッカー部の特徴は、2002年から毎年スペイン遠征を実施していることで、ヨーロッパでもレベルが高いとされるスペインサッカーだ。2週間に渡り、バルセロナやマドリッドなど本場のサッカーを経験することで、国内では体感できない感覚を身につけることができる。 鈴木優磨選手や大橋尚志選手など、主に地元の鹿島アントラーズを中心に、多くのプロサッカー選手を輩出している。

公立校の意地を見せる粘り強さ、県立鹿島高等学校

鹿島学園と同じ鹿島市にあるのが県立鹿島高等学校だ。 明治43年創立で90年以上の歴史を持つ学校で、農業学校が前身となっているため、自然など環境の良いグラウンドがある。 「サッカーの原点は1対1で負けないこと」がモットーで、守備では激しいプレス、攻撃では粘り強いボールキープに定評がある。 全国レベルでの活躍は劣りますが、過去には、全国高等学校総合体育大会で3位、全国高等学校サッカー選手権大会ではベスト16の実績がある。関東・県レベルの大会では2回の関東大会準優勝や新人戦優勝などの好成績だ。 最近では、平成26年度全国高校サッカー選手権大会茨城県大会で準優勝しており、プリンスリーグにも3年連続で出場経験があるなど、地元ではサッカーの強豪校として知られている。 2002年のFIFAワールドカップにも出場した鹿島アントラーズの曽ヶ端準選手を代表に、各地のサッカークラブにJリーガーを輩出している。

近年勢いのある公立校、茨城県立水戸商業高等学校

県立水戸商業高等学校は、水戸市にある公立の商業高校だ。春夏合わせて15回の甲子園出場を誇り、阪神タイガースやメジャーリーグで活躍した井川慶選手を輩出するなど野球の古豪として有名だ。 Jリーガーは輩出していないが、1979年全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会での優勝を皮切りに好成績を収めている。 近年では県大会ベスト4の常連に名を連ねており、今年の関東高校サッカー大会茨城県予選会では見事優勝している。27回目の関東大会出場を決めるなど、私立の強豪校にも劣らない勢いがある高校だ。

4年連続で関東大会出場中、水戸啓明高等学校

水戸啓明高等学校は水戸短期大学の附属校で、水戸英宏中学校と中高一貫教育を行っている。 柔道、アイスホッケーで全国大会の常連校として知られているが、野球やサッカーでもプロ選手を多く輩出し、Jリーガーの大宮アルディージャの塩田仁史選手、ベガルタ仙台の金久保順選手などが有名だ。 2000年から就任した巻田清一監督の下、パスを繋いで積極的にゴールを狙う攻撃的なサッカーが特徴で、2013年には6度目の全国高校サッカー選手権出場を果たし、県内ではベスト4の常連校だ。 昨年も、茨城県高校サッカー新人大会で優勝、関東高校サッカー大会茨城県予選会で準優勝など着実に成果を残し続けている。

近年目覚ましい活躍を見せる、明秀学園日立高等学校

明秀学園日立高等学校は、日立市にある私立高校だ。 東京大学や早稲田大学など超難関大学を目指す特進STコースを設立するなど、進学校としても知られている。 サッカー部は1995年創部と、他の強豪校と比べると歴史は浅いが、2012年に全国高校総体サッカー競技茨城県予選会で優勝しインターハイ初出場を果たしてからは、目覚ましい活躍を見せている。 2013年に、関東高校サッカー大会茨城県予選会初優勝と関東大会初出場、昨年は全国高校サッカー選手権茨城県大会で初優勝し全国大会初出場を果たした。 その他にも、県大会ではベスト4、準優勝などの好成績を収めており、今後注目すべき高校といえるだろう。

まとめ

ここでご紹介した高校から、プロ選手になるが出てくるかもしれない。今後もますます注目したい。