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冬の季節にまた見たくなる!スキーの名場面5選!

2016 11/19 22:39
スキー
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Photo by B.Stefanov/Shutterstock.com

冬季スポーツの花形ともいえるスキー競技だが、過去にはたくさんの記憶に残る名場面がある。ここでは、みなさんの心に響いた数々の名場面を、それぞれの時代にさかのぼり紹介したいと思う。

長野オリンピック・スキージャンプの名場面!

スキージャンプの名場面で外せないのは、この大会のこの場面だろう!長野オリンピック・スキージャンプラージヒル団体だ。「舟木?…」と祈る原田選手の姿をみなさんも記憶していることだろう。
前回のリレハンメル五輪で、原田選手は最後に失速し、手中におさめかけていた金メダルを逃していた。名誉挽回で臨んだ長野五輪では、原田選手のジャンプ直前に悪天候で一時中断に。原田選手は再開後に見事大ジャンプを決めたのだった。
最後は舟木選手がしっかりと飛行し、金メダルを獲得。チームメイトが舟木に駆け寄るその光景に感動した人は多いのではないだろうか。

スキーの名場面と言えば、やはり荻原!

キングオブスキーと言われ、数々の記録を打ち立ててきた元スキーノルディック複合選手の荻原健司選手。
オリンピックでは、アルベールビル、リレハンメルの2大会連続で金メダルを獲得し、世界選手権においても3度チャンピオンに輝く等、まさにスキー複合の王者にふさわしい戦績を残した。オリンピックの舞台でクロスカントリーゴール間際に日本の国旗を手にし、そのままゴールへと滑り込む場面は、まさに名場面というべきワンシーンだ。

スキージャンプ葛西紀明選手の名場面はこれ!

スキージャンプ界のレジェンド葛西紀明選手のソチオリンピック銀メダルもまた名場面と呼べるだろう。それまでの20年以上の競技生活とその確かな実力でここまで戦ってきた葛西選手は、ソチオリンピックまでメダルを手にしていなかった。長野オリンピックは直前で出場メンバーから外され、個人、団体とものその華やかな舞台を笑顔で締めくくることができなかったのだ。
その今までの苦悩をソチでは晴らすべく、渾身の大ジャンプで銀メダル、そして後輩選手らと組んだ団体でも見事メダルを獲得し、葛西選手を囲むように歓喜の輪が広がった。

フリースタイル・スキー モーグルの名場面!

モーグル界のアイドル的存在だった上村愛子選手が注目される中、長野オリンピックで見事金メダルに輝いた里谷多英選手。日本女子の冬季オリンピック最初の金メダリストになった。その大胆なエアーはまさに圧巻。エアーを決めた後の里谷選手のターンも見事だった。
何よりも金メダル獲得後、初出場で入賞を果たした上村選手と喜びを分かち合うシーンは、今も尚みなさんの心に残っているのではないだろうか。長野では金、そしてソルトレイクシティでは見事に銅メダルと2つのメダルを手にした里谷選手。“かっこいい”が似合うスポーツ選手だった。

女子スキージャンプの名場面

日本女子スキージャンプをリードする高梨沙羅選手。彼女の戦績には目を見張るものがある。ジュニア時代には2012年から3年連続で金メダルを獲得し、ワールドカップでも総合成績で金メダルとまさに敵なしの状態だった彼女。
しかし、残念ながら期待されたソチオリンピックでは、4位とあと一歩の所でメダルを逃してしまった。女子最強のジャンパーと言われていた彼女には相当の重圧がのしかかっていたに違いない。高梨選手のジャンプ後の表情は、オリンピックには魔物がいると実感させられる一コマだった。

まとめ

以上、日本のスキー界を引っ張っていた選手たちの数々の名場面を紹介した。スキーにもいろいろな種目があるが、どれもみな興奮できて、そして素晴らしい戦いがある。選手はきつい練習を耐えてこの戦いの舞台に立っているからこそ、名場面が生まれてくるのだろう。