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大阪がホームのラグビーチームNTTドコモレッドハリケーンズを知ろう

2016 10/3 15:52
ラグビー
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Photo by gualtiero boffi / Shutterstock.com

ラグビー・トップリーグに所属するNTTドコモレッドハリケーンズは、大阪市を本拠地とするチームです。
近年トップリーグへと勝ち上がってきたチームですが、どのようなチームなのか知らないという方に、レッドハリケーンズを紹介します。

NTTドコモレッドハリケーンズの歴史

大阪市が本拠地のNTTドコモレッドハリケーンズは、もともとNTTドコモ関西が母体でしたが、グループの統合によって2009年からはNTTドコモが母体となっています。主な戦歴は、1994年度の大阪府社会人大会で優勝してDリーグに昇格、96年度にCリーグ昇格、98年度にBリーグ昇格となり、2003年度にトップウエストAリーグへと初参戦(3勝4敗の4位)。
数年間3-5位を経験するも、10年度にトップウエストAリーグで優勝。トップリーグへの進出をかけたトップチャレンジでも優勝し、最高峰の舞台へ上がってきました。

NTTドコモレッドハリケーンズのトップリーグでの戦績

初挑戦となった2011年度のトップリーグは2勝10敗1分の12位(勝ち点15)。得点が291点に対して失点は555点で得失点差はマイナス264とリーグ最下位でしたが、自動降格圏は免れて入れ替え戦へ。トップチャレンジ1を3位で通過したクボタスピアーズを29-27でかわし、残留を決めることができました。
レッドハリケーンズはその後も毎年のように二桁順位を繰り返しますが、14年度にはプレーオフへの出場権をかけたワイルドカードにも出場しました(2回戦敗退)。しかし、翌15年度は振るわず16位。短縮日程のため、自動降格は免れたものの、トップチャレンジ1を1位通過してきた宗像サニックスブルースに敗れて再びトップウエストに降格となりました。

NTTドコモレッドハリケーンズ・佐藤主将が語るチーム目標

2016年度は再びトップリーグに上がるために大事なシーズンですが、キャプテンのFL佐藤大朗選手は降格したシーズンにおいて

なかなか自分から前に出ることが難しかったです。キャプテンとして監督と選手の間をコミュニケーションでつなぐ、そういう役割が全然できていなかったんじゃないかと思います

出典: NTTドコモレッドハリケーンズ(佐藤大朗キャプテンインタビュー)

と振り返っています。自身が怪我でリハビリが長く続いたことや、チーム状態のピーキングがリーグ開幕前に来てしまったことなどを敗因として挙げており、チーム内でのコミュニケーションの大切さを昇格へのキーワードにしているようです。

NTTドコモレッドハリケーンズ期待の新戦力

トップリーグのベスト8入りを目指しているレッドハリケーンズに、2016年度は期待の新人が5人加入しました。スピードを生かしたトライの量産に期待がかかるウイングの久内崇史選手、スクラムに加えたスタミナが売りのプロップ・指田宗孝選手、コンタクトに頼らないアタックが持ち味のナンバーエイト・横山大輔選手、相手を抜き去る技術に自信のあるセンター高野祥太選手や藏田知浩選手です。この他にも、チームには強豪の南アフリカ代表経験があるフランカー、ハインリッヒ・ブルソーや日本代表キャップ経験もあり走りまくるプロップとして知られる久富雄一選手もいます。

NTTドコモレッドハリケーンズを試合会場で応援しよう

レッドハリケーンズが普段練習しているのは、大阪市住之江区南港北にあるドコモ大阪南グラウンドです。選手の練習を見学することもできますが、練習時の写真・動画撮影や練習内容の記録は制限されていますので注意しましょう。また、レッドハリケーンズには私設応援団も存在しています。「行け!行け!ドコモ!」「押せ!押せ!ドコモ」などの掛け声に合わせてコールをしたり、「赤い旋風巻き起こせ 輝く未来に勝利を誓う」といった歌詞の応援歌を歌ったりしますので、試合会場ではチームカラーの赤いものを身につけてレッドハリケーンズに声援を送りましょう。

まとめ

NTTドコモレッドハリケーンズは2016年度はトップウエストからの再出発となりました。新戦力や佐藤主将などの奮起によって再昇格、そしてトップリーグ上位へと食い込めるように、サポーターも応援で一層盛り上げていきたいところです。