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リーチマイケル「小さい者でも勝てる」ラグビーW杯へ日本代表主将が語る

2019 1/1 06:00四家秀治
リーチマイケル,ⒸSPAIA
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日本出身選手もヤマトダマシイを

今まで日本に帰化したラグビー選手はリーチマイケルを含め、もうざっと数えても30人以上はいる。帰化しなくても日本代表にはなれるし、日本出身選手以上のヤマトダマシイを感じさせてくれるパフォーマンスを示してくれた選手も今までたくさんいた。カタカナ表記の新たな日本代表はおそらくこれからも絶えることはないだろう。

しかし、リーチマイケルはその中でも、すでに歴代1、2を争う名選手になっている。そして、インタビューの中でも言っているように「日本人が外国人から下に見られているのがいや」「大きな外国人を倒して勝つ」という思い、日本人の魂を強く持ち、ラグビーだけでなく日本人がスポーツで常に克服しなければならない体格の壁に対しても強いチャレンジスピリットを口にしている。

15歳で日本にやってきたばかりの頃、大きいほうだが巨体というほどではなく、ニュージーランド出身としてははっきり言って並みの外国人選手に過ぎなかったマイケル・リーチ少年。初め、日本語もわからず、どうやったらラグビー選手として成長できるかを日々自分で考えて努力した。

その一つがまずは少しでも身体を大きくすることだった。そのためにやったことは毎日寝る前に食パンにバターを塗ってそれを1斤分、15分くらいかけて食べることだったという。ウエイトトレーニング、体幹強化にも余念はなく、スクワット、デッドリフトなどで日々身体を鍛え、大きくした。

それでも東海大学入学時は、身長186㎝、体重92㎏。日本人でもこれぐらいのFLやナンバー8はいくらでもいる。それが現在は190㎝、110㎏、筋肉質のたくましい身体になった。

「今も年々いろいろな個人データの数値は上がっている」と明言しているようにフィジカル、スキルは30歳になった今も進化し続けている。これでもティア1国のFW3列に比べれば小柄なほうだ。その“小柄な選手”が、日本人の女性と結婚し2013年には日本に帰化して名前をリーチマイケルに変え、昨秋のイングランド遠征では鬼神のごとく暴れまくった。

多くの日本で生まれ育った日本代表選手は、彼の姿勢から大いに学んでほしいし、外国出身の日本代表選手にもリーチマイケルに負けないパフォーマンスを期待せずにはいられない。

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